カフェインレスは当たり前!? ”午後の紅茶 こだわり素材”の5つの【ベネフィットマーケティング】
”午後の紅茶 こだわり素材シリーズ”が好調や
こにゃにゃちわ~
無職やで!
きみは紅茶はよう飲むかな?
なかなか茶葉から、ちゃんと飲む人は少ないかもしれん。
やけど、コンビニで紅茶買って、ランチに飲むっちゅうんは、よくあるんちゃうか?
そのとき選ばれるブランド。
たぶんの午後の紅茶やろな。
このブランドやねんけど、最近新しい分野を開拓しとるんや。
”午後の紅茶 こだわり素材シリーズ”。
これはフレーバーティーっちゅう分野を攻めとるねん。
ふつうの紅茶とは、また違う市場。
どんな戦略なんやろか?
カフェインレス+原料にもこだわり
カフェインレスをうたう一方で、果汁などの原料もこだわったフレーバーティー。午後の紅茶は紅茶飲料ではナンバーワンや。
日経MJ 2016/3/2 P.14
やけど、フレーバーティーでは、まだ弱いんやな。
やから、今回カフェインレスっちゅう機能性に加えて、原料にもこだわった。
味も妥協せえへんっちゅうことや。
これには長い道のりがあったみたいや。
紅茶とフレーバーティー。
よう似たもんやねんけど、そのベネフィットが違うんやわ。
どこが違うんやろか?
”午後の紅茶 こだわり素材”の5つの【ベネフィットマーケティング】
1.顧客は30~40代の主婦
フレーバーティーの購買層は30~40代の主婦が中心で、この層は妊娠中にカフェイン摂取を抑える。妊娠中にカフェインレス飲料に接するわけや。
日経MJ 2016/3/2 P.14
そこから好きになって、その後も楽しむようになるんやな。
せやから、顧客はわりと明確や。
リラックスしたいんやけど、カフェインなんかは気をつけたい。
健康志向+リラックスのベネフィットやな。
この層をさらにがっちりつかむには、どないしたらええんやろか?
2.カフェインゼロで勝負する!
カフェインゼロで勝負する対抗馬よりもさらに先の技術を使ったわけや。
簡単ではないが、技術的にはメドがつきそうだ
日経MJ 2016/3/2 P.14
カフェインの含有率はわかりやすい。
そら数字が明確やからな。
10%や20%より、そら0%の方がわかりやすいで。
せやから、最初の戦略として、このカフェインゼロにこだわった。
やけど、それでよかったんやろか?
3.カフェインなくても、おいしくなかったら意味ないやん!
「おいしさを阻害してまでデカフェはいらない」との声もあった。技術だけ追い求めてもあかんねや。
コンセプトの開発は振り出しに戻った。
日経MJ 2016/3/2 P.14
顧客のベネフィットに対応してないかん。
確かにカフェインは少ない方がええ。
やけど、それがリラックスタイムの「味わい」を劣化させてしまったらいかんねや。
カフェインゼロの商品が飲みたいんやない、カフェインゼロでリラックスしたいんや。
そのベネフィットが見えてないと、技術だけに走ってしまうんや。
これが、薄さと色合いだけを追い求めた「液晶テレビ」と同じやで。
顧客は、技術が欲しいんやないんや。
そこにあるライフスタイルが欲しいんやで。
4.おいしさを全面に、機能はプラスα
たどり着いた結論は、おいしさを全面に出し機能面はあくまでプラスαの要素とする点だった。機能性は重要や。
日経MJ 2016/3/2 P.14
やけどそれがメインになったらいかんねん。
現代の商品は、機能性があることは普通のことになってる。
必要条件であって、十分条件ではないんやわ。
せやから、カフェインゼロを全面に出しても顧客は見向きもしない。
カフェインゼロは当たり前、その上でおいしい。
それが、求められてる時代なんや。
5.産地の明示で品質アピール
妊娠経験のある主婦層は品質のこだわりが強いとみて、産地の明示で安心感も訴求した。どこで取れたか。
日経MJ 2016/3/2 P.14
これは重要な表示やな。
こだわりや品質の基準として、産地が目安になってるんや。
そしたら、コンビニで売ってるペットボトル飲料やったとしても、それに応えてやらなあかん。
どこそこの果物を使ってます。
これは安心につながるやろ?
午後の紅茶の新定番となるか!
午後の紅茶の新たな定番をめざし、中井さんの2年目の挑戦が始まる。午後の紅茶っちゅうブランドは強い。
日経MJ 2016/3/2 P.14
せやけど、そこで止まってたらあかんねや。
まだ弱いジャンルにも攻めていって、王者にならんといかん。
そのポテンシャルが、午後の紅茶にはあるんやな。
紅茶とフレーバーティー。
同じようでいて、ベネフィットは全く違っとる。
顧客のことをしっかり見て、そのベネフィットを明確にとらえる。
技術だけの一方的な自己満足やない、本物のベネフィットを実現するんや。
そのための商品開発やで。
技術だけに走ってへんか?
技術を追い求めるのは、ふつうのことや。それは独自資源として、有効に使える。
やけど、それだけがメインになってしまったらいかん。
常に、どまんなかには顧客のベネフィットがあるんや。
自己満足の技術に、顧客は一切興味を示せへん。
顧客のベネフィットを実現するための技術が必要なんや。
これはどんな商売でも一緒やで。
なにも顧客と関わってるんは、営業だけとちゃう。
君の給料はどこから出てるんや?
上司か?
社長か?
いやいや、顧客から出てるんやで。
それが商売の本質や。
顧客のベネフィットを実現する。
きみは、顧客のベネフィット実現屋さんなんやで?
毎日ふり返ってもええくらい大事なことや。
そんなベネフィットについて詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。
この本にそって考えていけば、顧客のベネフィットはようわかるようになってる。
通勤電車でも読めるくらい、わかりやすい本や。
朝礼前にマーケティング脳にしとくんやで?
オススメや。
正論をいう無職でした!
ほななー。