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色で探せるセレクトショップ!? ”IROZA(イロザ)” の5つの【ベネフィットマーケティング】

”IROZA(イロザ)”が東急東横店にできた

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こにゃにゃちわ~
無職やで!
きみはどんなふうに服選ぶ?
ユニクロ行って、なんか適当に気に入ったもん買う。
安くなってたら買う。
ほんでも、家帰ってクローゼット見てみたら、なんか同じような服ばっかり。
こういうことよくあるわな。
ひとつ。
同じ色のが多いんちゃうか?
好きな色がカーキやったら、それに近い色ばっか。
それって、服というよりも、その色を買ってるんやわ。
これが、色のベネフィットや。
ワイも赤色限定で財布を探しに行ったりする。
”IROZA(イロザ)”はそんな選び方に注目したセレクトショップやで。
どんな戦略なんやろか?




色をテーマに服や雑貨を探せる

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IROZAのコンセプトは「色で探せるセレクトショップ」。

特定の色をテーマに衣料品や雑貨をそろえ、定期的に入れ替えていく店だ。

日経MJ  2016/3/16 P.9
モノを選ぶとき、何を基準にするか。
それを考えたとき、色っちゅうんは大きな要素や。
赤色って決めて財布探しに行くみたいなもんや。
その人にとって、好きな色っちゅうんがあるんやな。
でも、従来のセレクトショップって、そんなんできひんかった。
陳列の仕方が、よう似たもんになっとったんやな。
従来のセレクトショップは、季節で選んだり、新作で選んだり、価格で選んだり。
”IROZA"は色で選ぶんや。
扱ってる商品は服や雑貨。
従来のセレクトショップと同じやねんけど、その提供するベネフィットは全くちゃうんや。
あくまで、色。
色に対する体験がベネフィットなんやな。
見方がちゃうんやわ。
具体的には、どんな打ち手でやっとるんやろか?




”IROZA(イロザ)”の5つの【ベネフィットマーケティング

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1.月ごとでテーマの色が変わる

特定の色をテーマに衣料品や雑貨をそろえ、定期的に入れ替えていく店だ。3月のテーマは白とピンク。

日経MJ  2016/3/16 P.9 
店舗の内装は変わらん。
やけど、商品の色が、がらっと変わる。
これっておもろいな。
内装変えるんは、えらい手間とコストがかかる。
やけど、商品の色を変えるんは、そこまでコストかからん。
それでも、見た目の効果は同じくらいあるで。
店が変わったんちゃうかと思うくらいや。
月ごとに新しい風をふかせてくれるわけや。
このエッセンス、盗まなあかんで。



2.古着を色で揃えたんがきっかけ

もともと古着店でバイヤーを務めていたIROYAの大野敬太社長・・・・・・

古着を色で分けた陳列方法が来店客の商品えらびにはまったという。

日経MJ  2016/3/16 P.9 
服はふつう、その種類ごとに陳列する。
古着屋なんか行ってもそうやろ?
そこで、ちょっと見方を変えた。
色をテーマにして揃えたんやな。
これ、見た目のインパクトは大きいで。
服を、その機能やなくて、色として選ぶわけや。
与えるベネフィットを、がらっと変えたんやな。
それは色で考える顧客から、最初は生まれたんやろう。
ベネフィットは、使い方にあらわれるんや。



3.色で買い物する客は多い

ブランドではなく色などデザインで買い物をする顧客は多い。

日経MJ  2016/3/16 P.9 
色に対するベネフィット。
これは人間の根本にある特徴やわ。
やから根源的な欲求なんやな。
それは、百貨店の客層でも同じ。
担当カラーを決めて服をそろえる女子高生
こんなんも最近は流行っとる。
色に対する欲求は、時代の流れでもあるんやな。



4.価格を下げんでも提案できる

旧作商品が売れ筋の8~9割を占めるIROZAには「価格を下げることなくものの価値を再提案するノウハウがある」

日経MJ  2016/3/16 P.9  
ブランドなんかの流行もんは、古くなると店頭では売れへん。
やけど”IROZA”やったら、色に注目してるから、それは関係ないんや。
ええ商品が売れる。
これって、ちょっと考えたらふつうのことやで。
だって、提供しとるベネフィットが全然ちゃうんや。
ブランドショップは、そのブランドが好きな人に対して、新作を出す。
そのブランドっちゅう中で、流行や、デザインを考えるんやな。
いわば、マニアックなベネフィットなわけや。
やけど、色で括ったら、全然ちゃう。
ブランドっちゅうんはなくなって、色のジャンルで考える。
その場合、新作か旧作かは、全く関係ないんや。
色のベネフィットやからな。
これは商売のパラダイムシフトやで。



5.”再挑戦”できる場

気候などの要因により一度販売機会を逃した商品で、タイミングを変え”再挑戦”できる場を設けられれば、売り場の魅力も高められるというわけだ。

日経MJ  2016/3/16 P.9  
提供するベネフィットが、ちゃうんや。
せやったら、タイミングを逃した商品でも、もう一回売ることができる。
色をテーマにしたくくりやったら、選び方がちゃう。
やから、ちょっと季節がずれてても大丈夫なんや。
これは百貨店にとっても、顧客にとっても、Win-Winやで。
百貨店は在庫処分できる。
それにあたってセールする必要はない。
顧客は同じ商品でも、新しい見方で選べる。
色がテーマやから、セールを求めてるわけやない。
構図をがらっと変えたら、こんなマジックもできるんやな。




同じ商品でも新しいベネフィットは提供できる

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昨年期間限定で出店していたが、好評のため常設とすることにした。

日経MJ  2016/3/16 P.9  
服っちゅう商品とすれば、見た目は全く同じや。
やけど、色っちゅうテーマから見たら、その意味付けが全く異なってくる。
これはどんな商品でも同じことやで。
ひとつの見方だけでは、ひとつの売り方しかできへん。
色んな方向から見て、それに応じた売り方をしたらええんや。
そうすれば、販売機会は無限大やで!
その見方を発見するにはどうするか?
顧客の使い方を見るんや。
古着屋をどう利用してるんか。
顧客を観察する。
わからんかったら聞けばええ。
新しい見方は、その使い方にあらわれてるで。




きみの商品の新しいベネフィットを考えるんや!

今売っとる商品、ベネフィットはなんや?
何個も思いつくか?
その商品は一種類でも、提供できるベネフィットはもっと多い。
それを知っとかなあかん。
もしかしたら、洗濯機を服洗うんやなくて、靴洗うんに使ってるかもしれん。
新聞を梱包材につかってるんかもしれん。
商品には、たくさんの使い方があるんや。
それに応じて、違うベネフィットが提供されてるんやで。
きみの商品のベネフィット。
もう一度違う観点から見てみるんや。

そんなベネフィットについて、詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。



この本にそって考えるだけで、色んな使い方が見えてくる。
ベネフィットがたくさん提案できるようになるんや。
通勤電車でも読めるくらい、わかりやすい本や。
オススメやで。

正論をいう無職でした!
ほななー。