正論をいう無職

有職になった

「Railsチュートリアル何周した」と言う駆け出しエンジニアが面接で落とされる理由

こにゃにゃちわ〜 無職やで。

今回はツイッターによくいる #駆け出しエンジニア の人たちが面接で落とされる理由を説明するで!

結構きついことたくさん書くから、今絶賛面接落とされ中とか、エンジニアに転職しようと思って一念発起して仕事辞めたら彼女に振られた人とか、スクールもう卒業やのに全く授業内容が理解できてへんとかで、メンタル病んでる人はここでそっとこのページを閉じるんやで。

メンタル弱ってる時はあまりにも辛い現実を見たら危険なんや!閉じるんやで!

……

さて、まだ開いとるっちゅうことはキツイことが書かれててもちゃんと直視して自分の糧にしようって思っとるって事やな。ワイはうれしいで。ほな書いていこか。

ワイは独学でRailsを勉強してからサービスを色々作ったんや。その後実際にエンジニアで働いてみようと思って社員数名のスタートアップベンチャーに就職したんやわ。

そういうところは人数少ないから基本なんでもやる。ワイは新人やのにエンジニア採用任された。自分もエンジニアの業務で実装しながら wantedly とか green の出稿してたり応募の管理してたんや。ほんで応募してくる人のプロフィールとか見てまず面接に来てもらうかどうか選んでたんや。ワイも新人やのに。

そこでわかったことがあるんや。

これは書いたらあかん!と。

まず、「Railsチュートリアル3周しました」や。

このタイプの奴らは落ちるで。 

確かにRailsチュートリアルは基本的なことがしっかり学べるええ教材や。ワイも実際何周も写経した。それくらいめちゃええ感じにまとまっとる。

しかしやで、これを面接とか応募シートに書いたらあかんねん。

なんでかっちゅうとな。会社っていうのは学校とはちゃうねん。お金を稼ぐところやねん。採用する時には、その人がこの会社に入ってお金を稼げるんかどうかを見てんねん。

営業職で考えてみ? 「飛び込み営業でもなんでもします」「こんな知り合いすでにいます。獲ってきます」こんなこと言ってたらそらおもろいやっちゃなって思うかもしれんけど、「教科書7周読みました」って言われて採用したいと思わんやろ。

確かにエンジニアは営業とは違う仕事や。でも会社ってところは社員が何にもお金を生み出さなくても一回雇ったらもう解雇できへん場所なんや。結局そいつが直接的にも間接的にもどれくらい稼いでくれるかが一番大事なんやわ。

要するに、「Railsチュートリアル3周しました」マンは採用担当から見るとお勉強だけが取り柄の世間知らずに見えるってことなんや。

確かに3周したのはすごいで! やけど就職したいんやったらグッと堪えて言わん方がええ。先輩エンジニアに「だからなんやねん」って言われるんやから。

次は、「やる気あります」や。

これはあかん。めちゃあかん。

やる気なんてあって当然なんや。コンピュータサイエンスでも情報学科卒でもないやつが転職するんやから、そもそもやる気がなかったらできるわけないやん。

それに加えて「やる気」を強調するやつほどやってへんやつが多すぎるんや。

ほんまに「やる気」というやつがあったらやる気ありますっていう前にサービスを3つでも6つでも作ってると思うんや。Railsなんてレールに沿ってめちゃくちゃ作りやすくなってるやろ? マッチングプラットフォームでもなんでもいくらでも作れるんやわ。ほんで誰か友達に実際に使ってもらうこともできるやん。

また、エンジニアの業務知識のジャンルは海よりも広い。やる気があったら死ぬほど勉強することあるし、アウトプットできることも死ぬほどあるんや。やる気を強調する前に学んだ内容を10記事でも書いたほうがええ。しょうもないエラー解消しました記事は流石に要らんで? 自分が学んだことがそのまま研修資料になるって考えて、初学者の視点からまとめた記事を書いたらええんや。WEBの仕組みでもLinuxの歴史でもなんでもええよ。

結局、やる気を強調するやつはできてへんのが多いんよ。

最後は、「ずっとコード書いてます」や。

これはエンジニアをイラッとさせてしまうで。

だってエンジニアは業務中ずっとコード書いてるんやから。それが仕事やで。それでもめっちゃ難しくて脳みそ爆発するから休むんや。休まなやってられるわけないって知ってるんや。

やからずっとコード書いてますって言うやつは嘘やなって思うんや。そんなずっとコード書いてたらここにおらんやろ? 業務で書くコードはそんなおもろいもんちゃうねん。そもそもそんなコードジャンキーみたいな奴らはスクール入ってエンジニアになりますみたいな道におらんわ。……みたいなとこを考えてまうんや。意地悪なんとちゃうで。実際自分のやってる業務を考えると、ずっとコード書いてるなんて言えるってのは砂場で遊んでるみたいなもんやと思ってしまうんや。砂場で作るお城と六本木ヒルズはちゃうやろ?砂場の城はすぐ壊せるけど、六本木ヒルズ壊れたら死人が出るで。

まとめると、「Railsチュートリアル3周しました」「やる気あります」「ずっとコード書いてます」は言わん方がええってことや。ワイからの忠告やで。

そのかわりに1つでええからスクールで習ったやつやない、自分が必死で考え抜いたサービス作ろうや。そんでそれをお父ちゃんでもお母ちゃんでも隣の山田くんにでも使ってもらうんや。ほんで改善するんや。本気で向き合うことが大事なんや。

また、#積み上げ とかいうしょうもないのんツイッターに書くよりは、自分が新人の研修担当教官になったと思って、学んだことのアウトプット記事をZennとかに書こう。最初は誰でも未経験や。わからんことも間違いもあるかもしれんけど、それ読んで新人が育つんやって思ったら嘘は書かれへんやん。しっかり調べるやろ? それも一つの本気の表れなんや。

そういうアウトプットを見ると採用担当もおおっ!となるんや。スクールで作ったのやない、ほんまに考え抜いたサービスを語る目を見て君が本物かどうか判別するんや。自分も新人やのに、後に続く新人たちが道に迷わんように道しるべとなるようなドキュメントを残す君を見て、こいつはすごいわって思うんや。みんなちゃんと君のこと見てるんやで。

まあ、こんなところやな。まだ言うことはあるけど。ここまでにしとこ。またこらあかん思った時に続き書くわ。

みんなちゃんと適切な方向を向いて頑張るんやで!

ほなまたな〜