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980円のワインが最優秀賞!?「いなげや」ワインの5つのマーケティングポイント

いなげや」のワインって?

wine
こにゃにゃちわ~
無職やで!
ワイは一週間に一回野菜を買いにスーパーに行くんや。
最寄りに二つスーパーがあるから、いつも迷う。
その店舗によって特徴があるんや。
きみはそういうときどうする?
あるスーパーがこだわっとる商品がある。
それが独自のもんやったら、そっち行くわな。
【2015年 スーパーマーケット 売上高ランキング】
18位 いなげや・・・・・・・・・・2403億円

http://gyokai-search.com/4-su-pa-uriage.htm 
業界18位の「いなげや」。
最近はワインに力入れてるみたいやわ。




980円のワインが最優秀賞とった!

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国内外のワイン3543本が集まった日本最大級の国際品評会「ジャパン ウィメンズ ワイン アワード」の最終選考・・・・・・

「ウアッソ・レセルバ カベルネソーヴィニヨン・メルロー・シラー」(税別980円)は、女性専門家らによって最優秀のダイアモンドトロフィーに選ばれた。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
これだけたくさんの中から最優秀賞とるんは、すごいことや。
しかも、価格は980円やからめちゃ安やで。
これだけ安い値段で味わいを出そうとするんは、難しい。
えらい苦労がひそんでそうやな。




いなげや」ワインの5つのマーケティングポイント

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1.味と価格のバランスに一番こだわっとる

酒類の買い付けでは「味と価格のバランスに一番気をつけている」。おいしさだけを考えると価格が高くなりがちで、「スーパーの日々の商売とかけ離れる」からだ。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
おいしさを追求すれば、そら高くなる。
高いもんでええもんなんて、星の数ほどあるわけや。
でもスーパーで売るんやから、値段の「しばり」が強い。
そこでクサるんやなく、あえて挑戦したっちゅうことや。
まず、値段があるんやな。



2.「980円」はゆずれへん!

同品でも「980円」は譲れなかった。3ケタを超えると必ず販売量が減る。


日経MJ  2016/4/18 P.4 
絶対に「980円」。
この制約があるからこそ、知恵をしぼれるんや。
挑戦しがいがあるやんか。
これはリソースの問題と似とるな。
いくらでもリソースがあるんやったら、そら最高のものがつくれる。
でも、そんなこと現実にはありえないんや。
NASAスペースシャトルつくっとったときでさえ、リソースが足りてなかったんやから。
今ある制約を守りながら、最高の結果を出す。
まず「しばり」を決めることが大事なんやな。



3.ブレンドの比率がキモや

ブレンドの比率が味と価格を左右する。・・・・・・
品種の特徴を感じられ、かつコストに見合う使用比率を決める。そして残った2種の比率を調整していく。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
単一の品種やと、この値段と味わいは無理や。
ワインには品種ごとにコクやスパイシーさがちがう。
やからこそ、試行錯誤が必要なんや。
これが独自資源になるんやで。
日々の勉強と、たゆまぬ実験から一番ええ味わいが導きだされるんやな。
これは科学者とやってることは同じやで。



4.ワインはまだまだ市場拡大するで

ワインはまだまだ市場拡大の余地があると見る。その入り口は手頃な商品だ。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
まだワインは日常的に飲まれるっちゅうには浸透してへん。
それにはやっぱり、入りやすい入り口が必要なんや。
ちょっと飲んでみよかな、っちゅう値段は1000円未満や。
ここを狙って、商品をそろえていっとるんやな。



5.ワインアドバイザーの資格もとった

2007年に2年かけてワインアドバイザーの資格をとった。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
資格は独自資源や。
つねに勉強することで、あたらしいもんが見えてくる。
なにも職人やなくてええ。
素人でええんや。
素人やからこそ、するべきことがある。
それが勉強なんやな。
究極の素人は、職人と同じやねんで。




ワインにはまだまだ伝えたい魅力がある

バイヤーとなった今、伝えたい魅力はたくさんある。

日経MJ  2016/4/18 P.4 
ワインには、ながーい歴史がある。
しかもワインじたいの量が多いから、うまくて安いのもたくさんあるんや。
これをほっとくんはもったいないで。
日本はどんどん体験のベネフィットを求める社会になっとる。
そこには、ワインでしかできへん体験があるんやな。
これからも、ワイン市場は間違いなくのびていくで。




あえて厳しい「しばり」を決めるんや

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一回もやられずに、マリオを全クリアする。

こういう「しばり」でゲームやったことあるやろ?
「しばり」やからこそ、技術がみがける。
制約があったからこそ、楽しめるっちゅう経験があったはずや。
それはマーケティングでも同じことやねんで。
制約がきついと、クサりやすい。
そんなんでええもん作れるわけないやろ!
ってすぐに思ってまう。
やけど、一回考えてみるんや。
これは、「しばり」ありのゲームなんちゃうか?って。
成功したら、称賛されるで。
きみにしかできへん攻略法、つくったらええねん。
「しばり」でいかにクリアするか。
ええ事例の本があるから、置いとくわ。
手元に五ドルあります。二時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんどうしますか?

 
ワイもこの本20歳のときに読みたかったわ。

正論をいう無職でした!
ほななー。