童心に帰る!? ”レトロゲーム”の5つの【ベネフィットマーケティング】
もう一回、ファミコンやってみいひんか?
こにゃにゃちわ~
きみは、昔ファミコンやってた?
友達とカセット貸して、戻ってこおへんかったこと。
そう思ったら、自分とこにも、知らん人の名前書いたカセットがあったこと。
友達みんなでスゴロク系のゲームして、けんかになったこと。
色んな思い出とともにあるな。
そんなレトロゲームが、最近元気になっとる。
懐かしさだけやない、どんなベネフィットがあるんやろか?
懐古趣味にとどまらない広がり
リアルタイムで経験していない世代や、外国人までひき付ける。ただレトロやからやる、ってだけやないんや。
懐古趣味にとどまらない広がりを見せている。
日経MJ 2016/2/17 P.16
そこには、不思議な魅力があるんやな。
昔遊んだ人は、まあ懐かしさでわかるんやけど、そうやない若者はどうなんやろか。
そこには、ただのゲームっちゅうだけやない、ベネフィットがあったんや。
”レトロゲーム”の5つの【ベネフィットマーケティング】
1.制約があるなかで作りこまれとるんが、ええんや
制約があるなかで作り込まれているのがいいんです(川村拓哉さん、20)制約が多いとアイデアの力が強まってくる。
日経MJ 2016/2/17 P.16
どないしても、このちっさな容量につめこまなあかん。
ほんならどうするか。
これって、リソースが少ない状態のマーケティングと似てるな。
今あるその制約の中で、最高のものを作りだす。
そのためには、アイデアがいるんや。
制約が厳しければ厳しいほど、進化の淘汰圧が強いみたいなもんや。
ええアイデアが研ぎ澄まされてくるんやな。
レトロゲームには、そういうおもしろさがあるんや。
2.レトロ風の新作もあるで
1月初旬、なんと21年ぶりのファミコンカセットが、アマゾンのゲーム部門で人気度1位に躍り出た。21年ぶりのファミコンカセットやて!
「8BIT MUSIC POWER」
日経MJ 2016/2/17 P.16
ピコピコミュージックっちゅうかんじで、8BIT音楽は、ひとつのジャンルにもなってる。
昔のRPGのオーケストラアレンジなんかも人気やな。
そこで、あえて、ほんまに昔のフォーマットのまま8BIT音楽の新作を作ったわけや。
しかも、ファミコンで聴くっちゅう。
おもろいやん。
ガチャっとカセットさして、音楽を聴く。
音楽コンテンツの中身だけやない、ベネフィットがここにあるで。
3.スマホ用のカセット
スマートフォン(スマホ)用のカセットも登場する。ただゲームがやりたいんやないんや。
「ピコカセット」
「友達との貸し借りとか、酒のつまみになるほど楽しい思い出ですよね」
昔のカセットの手触りを求めるファンは多い。
日経MJ 2016/2/17 P.16
その動作。
その記憶。
その体験が味わいたいんや。
モノよりコトなんやで。
せやから、カセットやないとあかんねや。
ただ、画面で昔のゲームできるだけやったら、おもろない。
友達と貸し借りして感想言い合ったり、ゲームしてる横から覗き込んでやったり。
その体験を求めてるんやで。
4.昔の格ゲーでヒーローになる!
ミカドのゲームは大半が1980~90年代。確かに言われてみれば、お金のかからん趣味やな。
中心はかつて腕を磨いた30代だ。「ここならヒーローになれる。パチンコやキャバクラよりずっといい趣味」と池田代表。
日経MJ 2016/2/17 P.16
昔のゲームで暑くなって、格ゲーの技術を競う。
そんな体験、今やとなかなかできへんで。
でも、この店やったらできるんや。
友達となんやかんや言いながら、格ゲーで遊んだ思い出。
そのまま、大人になってもできるんやで。
そら、大人の娯楽より、絶対楽しいわ。
5.今のゲームとは違うノスタルジーがある
秋葉原では外国人マニアも急増している。「モダンなゲームと違うノスタルジーがある。欧州ではオタク的に集める人が多いですよ」とフランス人のケビンさん(26)。昔のゲームは、その思い出も一緒にある。
日経MJ 2016/2/17 P.16
それがなんとなくノスタルジーを誘う空気感になってるんやな。
レトロな雰囲気の喫茶店が、なんとなく居心地の良さをかもしだす。
それと同じような空気が、レトロゲームにもあるんや。
ただ、ゲームをしてるだけやない。
そんな空気も味わうことができるっちゅうベネフィットやな。
浮世絵みたいになるんちゃうか
「浮世絵みたいに、いずれは買い戻すのに何十倍もかかるかもしれませんね」確かに、言われてみればそうや。
日経MJ 2016/2/17 P.16
日本人にとっては、ゲームのカセットなんか当たり前にある。
ただの中古品かもしれん。
それが、外国人にとっては、希少価値のあるもんなんや。
ファミコンは、日本発祥のもんや。
ゲームをここまで大衆化したのも、日本の製品や。
はやりの課金ゲームばっかやなくて、原点にあった、「アイデア」に戻らなあかんころかもしれん。
イノベーションは、制約から生まれるんやで。
ほんまのベネフィットを見極めてるか?
レトロゲームは、ただ、昔のゲームをやりたいだけやない。その空気を味わうんやった。
本質にあるベネフィット。
これは、見たまんまのところとは、別にあることが多い。
きみの売ってる商品はどうや?
それのほんまのベネフィットはなんやろか?
醸し出す雰囲気。
続いてきた歴史。
それをもう一度考えなおしてもええんちゃうか。
ベネフィットを考えることは、原点に帰るっちゅうことや。
ほんまに顧客が求めてるもんは、なんなんやろか?
そんなベネフィットについて詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。
「ドリルを買ってるんやない!穴を買ってるんや!」
っちゅう本や。
ピンとくる人は、読まんといかん。
この本にそって考えるだけで、顧客志向のマーケティングがわかるようになっとる。
通勤電車でも読める、わかりやすい本や。
オススメやで。
正論をいう無職でした!
ほななー。