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ドイツ人の視点で越境EC!? ”NIHON ICHIBAN”の5つの【ベネフィットマーケティング】

インバウンド需要と越境ECの組み合わせ

samurai
こにゃにゃちわ~
外国人観光者がどんどん増えとる。
これからオリンピックに向けて、さらに増えるやろな。
それに加えて、日本の商品を海外に送る、越境EC。
これも結構熱いんや。
日本は独自のもんが結構多い。
それを外国人に紹介して、買ってもらうんやな。
これ、外国人の目で日本の商品を見る、視点の転換が必要なんや。
”NIHON ICHIBAN”。
ドイツ人がやってるサイトなんやけど、おもろいわ。
どんな戦略なんやろか?




視点を変えれば売れるんや!

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ニコラさんの翻訳力やプロデュース力、マーケティング力が日本のインバウンド観光と越境ECの好循環を実践している

日経MJ  2016/2/19 P.6 
越境ECはもう寡占状態。
儲かるピークは過ぎた。
そんなふうに思ってへんか?
いやいや、そんなことはないで。
日本の商品は、まだまだ海外に訴求力がある。
視点を変えるだけで、ええもんがめちゃいっぱいあるんや。
日本人でも地方の名品に発見がある。
前の記事に書いた、浅草の「まるごとにっぽん」がそうやった
外国人がほしそうなもん。
それを真摯な姿勢で売れば、可能性は無限大やで。
”NIHON ICHIBAN”はどうやってるんやろか?





”NIHON ICHIBAN”の5つの【ベネフィットマーケティング

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1.ドイツ人の視点で当たり前を客観的に

日本人から見たら当たり前のことをドイツ人の視点から客観的に捉え、ストーリーを丁寧に説明することで顧客を着実に増やしてきた。

日経MJ  2016/2/19 P.6 
外国行ったら、そこに住んでる人が何気ないことでも、あれって気付くことがある。
それと同じやで。
毎日旅行者気分で過ごすんや。
そういうマインドセットで過ごせば、新しい発見がたくさんある。
1分でわかる『20歳のときに知っておきたかったこと』にも書いてあったな。
自分が日本人やなくて、外国人になった気持ちで街を歩いてみる。
イデアは、結構近くに転がってるんやで。



2.商品の値札にQRコード

商品の値札にQRコードが付いていて、スマートフォンで読み取ると、NIHON ICHIBANのサイトの商品説明やレビューが読める。

日経MJ  2016/2/19 P.6  
リアル店舗とオンラインの融合やな。
リアルとオンラインを区別したらあかん。
同じ空気感で統一するんや。
そんでから、必ずどこかにつながる部分をつくる。
導線をしっかりつくっとくんやな。
値札にQRコードがあれば、検討して後から買える。
最近は、相談してからネットで購入っちゅうんも増えてるんや。
写真撮ったりしてな。
それがQRコードがあったら、やりやすいやん。
ベネフィットやな。



3.レシートはURLとクーポン

購入レシートにはウェブショップのURLと初めての注文時に使用できる10%オフのクーポンコードがついており、帰国後にも買い物してもらえるようにした。

日経MJ  2016/2/19 P.6  
帰国してからも買い物を誘う。
レシートに書いてあったら、ちょっと見てみようかって思うわな。
ビラ配って、受け取ってもらおうっちゅうのは難しい。
でも、レシートやったら、買った人は必ず持って帰ってくれるで。
レシートを広告としてとらえるんや。
コンビニとかがようやってるな。



4.無料Wi-Fiを店内に設置

無料Wi-Fiを店内に設置して、来客数や顧客の動向などをリアルタイムで把握・分析している。

日本に居ながらテストマーケティングができたとも

茶器の形状の好みまではっきりしているそうだ。

日経MJ  2016/2/19 P.6   
Wi-Fiを設置することで、利便性が向上する。
それに加えて、詳細な顧客の情報がわかるんや。
今はやりのデータマーケティングやな。
そら来店してる顧客の顔見ながら、そういうことを考えることはできる。
せやけど、フェイスブックアカウントやら、どんな商品を検索したかとかわかれば、もっとええやん。
顧客によって趣味嗜好は全然ちゃう。
とくにインバウンドの観光客は、ひとくくりにできへん。
そういうときに、データはヒントを与えてくれるな。



5.リアル店舗からネットショップに

ネットのお客さんが実店舗に、実店舗に来たお客さんがネットショップにという循環が生まれている。

日経MJ  2016/2/19 P.6   
リアルは体験。
ネットでは効率よく買ってもらう。
それのすみ分けが重要なんや。
やから、中途半端にリアル店舗を効率性志向にするより、体験に特化したほうがええんや。
リアル店舗で、めちゃおもろい体験をしてもらう。
それから、きっちりつなげておいた情報で、ネットショップに誘導する。
その楽しい体験をそのままに、ネットショップで購買してもらうんや。
リアルとネットは対立するもんやない。
相互作用でシナジーを生みだすもんなんや。




今後は職人やデザイナーとコラボしていく

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今後は職人やデザイナーとのコラボレーション商品を増やし、売れる商品を開発して、日本の伝統を未来につなげたいという。

日経MJ  2016/2/19 P.6   
日本人が欲しい商品。
外国人が欲しい商品。
これは似てるようで、ちょっとちゃうんや。
ここらへんの感どころは、やっぱり確固たるデータがあったら強い。
Wi-Fiからの情報で、それがわかるんやな。
やから、外国人やいうても、どこの国のどんな顧客って特定できる。
その顧客に向けて、ピンポイントで商品開発できるんや。
日本の伝統産業には技術がある。
ただ顧客が見えてへんゆえに、売れへんのや。
そこをマーケティングの力で、補うんやな。
ワクワクするやろ?




総合力、ちゃんとついてるか?

今はひとつの分野だけでは、厳しい時代や。
日本人は特にマーケティング力が弱い。
バックグラウンドの多様性が貧しいから、顧客志向が定着しにくいんや。
せやから、しっかりマーケティングを勉強して、戦略を身につけなあかん。
インバウンドやからって、中国人ばっかりちゃうねんで?
どこの国の人か。
所得はいくらか。
それだけやない。
趣味は何か。
どんなデザインが好きか。
休日はどんな過ごし方をするんか。
どんなお酒を飲むんか。
そうやって、ひたすらに顧客を理解していくんや。
そうしたら、自然とその人の求めてるベネフィットが見えてくる。
これが、顧客志向のマーケティング戦略やな。

そんな戦略について、詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。



この本のとおりに考えたら、しっかり顧客志向のマーケティング戦略が身に付くようになってる。
通勤電車でも読めるくらい、わかりやすい本や。
朝礼前にマーケティング脳にしとくんやで? 

正論をいう無職でした!
ほななー。