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作者はAI!? ”人工知能クリエイター”の3つのマーケティング事例

AIが作品をつくってしまう未来?

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こにゃにゃちわ~
人工知能
最近、めちゃはやっとるな。
Pythonでプログラミングした人工知能
ニューラルネットワーク機械学習
なんやら、ようわからん領域まで発達してきとる。
でも、アーティスティックな作品は、さすがにAIには作られへんやろ。
そう思うやろ?
いやいや、そんなことはないんや。
最近のAIは、小説まで書いてまうんやで?




実用化まではあと一歩

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クリエーティブの分野でもAIによる作品が台頭しつつある。

日経MJ  2016/2/19 P.16 
かなり人間らしいとこまできてるみたいや。
コンピューターは、膨大な情報をインプットに入れて、その法則をさぐる。
どんな共通点があるんか。
要素はなんなんか。
これって、原理原則を抽出してるんと同じなんや。
人間も、これは同じやで。
進化の過程で、人類はモノの共通点を見いだすことに長けてきた。
やりを投げる放物線の理解。
言葉の共通点の理解。
その背景にあるもんを、洞察する能力がするどいんや。
これって、頭に多くの情報が入ってないと、できへんことや。
物事を比較して、同じとこをあぶりだすんや。
それと同じことを、AIもやっとるんやな。
どんなことができるようになってるんやろか?




人工知能クリエイター”の3つのマーケティング事例

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1.勝手に作曲してくれる

自動作曲システム「オルフェウス

「こうしてこの研究は始まった」は中でも評価が高い。 

システムが作った名曲は聞いた人の心を動かしたようだ。

日経MJ  2016/2/19 P.16 
西洋の音楽は理論化されてる。
いわゆる音楽理論っちゅうやつや。
ギターが弾くコードもそうや。
決まったコード進行っちゅうのもある。
やから、コンピューターには理解しやすいんやな。
人間がすでに解明した原理原則があれば、そこから理解を始められる。
ブーストできるっちゅうことや。
こういう原理原則をつきつめたんは、古くはギリシャの人やな。
当時は国として1つにまとまってたわけやなくて、都市ごとに独立してたんや。
やから、考え方を伝えるのがめちゃ大変やった。
そらバックグラウンドが全くちゃうからな。
そこで開発されたんが、この原理原則、論理学やな。
三段論法っちゅうのは聞いたことあるやろ。
そこから西洋の、原理原則を追求する気質は始まったって言われとる。
人類の歴史はずっとつながってるんやな。




2.AIが描く萌えキャラ

「DCGANフェースジェネレーター」だ。

約30万枚のイラストを学習したAIがアニメ風の美少女イラストを量産する。

「長髪」「眼鏡」など100を超える特徴ベクトルを動かし、自分好みに調整。

日経MJ  2016/2/19 P.16 
アニメキャラはデフォルメの極みや。
なんかよう似た絵柄やなーって思うアニメもあるやろ?
それって、つまり、どっかに共通点があるってことや。
日本のアニメの歴史は長い。
その中で、めちゃくちゃ大量の絵がつくられとるんや。
しかもアニメキャラっちゅうくらいに、特徴が際立ってる。
これはコンピューターも理解しやすいで。
ツンデレやったら、目はつり目。髪は金髪。
そんなふうな絵柄をどんどん学習させることによって、新しいもんもつくりだせるんや。
年代ごとの絵柄とかあっても、おもろいやろな。




3.ショートショートもAIが書くんや

AI「作家ですのよ」はショートショートを創作する。

星新一のような作品を作りたい」と2012年に開発に着手。AIに同氏が書いた作品全てを学習させた。

日経MJ  2016/2/19 P.16 
ふつうの小説は構成が長いから難しい。
それにくらべて、ショートショートは落ちもしっかりあるし、把握しやすいんや。
だらだら続く小説は、AIにはわかりにくい。
ぎょっとする意外な展開のある、きっちりした構成の作品の方が、ええんやな。
軽く文体をまねるだけやったら、今の技術でも簡単にできそうやな。
太宰治の文体で、謝罪文を考えてくれるAIとか。
おもろそうやん。
これも人間の頭の中でやっとることと、全く同じなんや。
人間の頭のほうが、ちょっと複雑なだけや。




AIがクリエイティブをつくる日は近い

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精度や著作権などまだ課題は多いものの、素人でもそれなりの作品ができるようになってきた。「そもそも人間というものは最高によくできた学習機械。芸術だって人間だけしかできないものではない」(嵯峨山教授)

日経MJ  2016/2/19 P.16 
納期の短いクリエイティブがある。
そんなときどうするか。
今までにある同じようなイメージを与えるクリエイティブをたくさん拾ってくるんや。
そこから色であったり、デザインであったり、抽象化して抜き出す。
ほんで再構築するんやな。
この抽象化が少ないと、オリンピックのパクリ疑惑みたいなことになるんや。
クリエイティブは納期があるから、このさじ加減がめちゃ大事なんやな。
これって、コンピューターがやってることと同じやわ。
作品っちゅうのは既存のアイデアの再構築なんや。
それの深さによって、オリジナリティが決まるだけや。
全く独自のもんっちゅうのは、ないんやで。
AIはどんどん良くなってくる。
人間がやらなあかんことはなんなんやろ?




原理原則を学んでAIに負けへんようになれ!

AIは原理原則を知っとる。
人間がAIに勝とうと思ったら、ここから逃げたらあかん。
AIの知っとるような原理原則は、すべて把握するんや。
ほんで自分の体にしみこませて、使いこなす。
それができるようになってから、自分の方法論っちゅうのを探っていくんやな。
これは、能で言う「守破離」っちゅうやつや。
基本の原理原則。
この最初の「守」で、人生終える人もおるくらい深いもんなんやで。
AIに仕事をとられる?
AIにとられるような仕事しかしてへんのやったら、 もともと話にならんわ。
しっかり「守」を頭に入れて、 やっていくんや。
イデアやっても、同じことなんやで?

そんなアイデアのつくりかたについて、詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。

アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング
CCCメディアハウス
1988-04-08


これ、薄い本なんやけど、めっちゃくちゃええこと書いてあるんや。
何回読んでもためになる本やで。
通勤電車で読めるから、クリエイティブ系の人には絶対おすすめやわ。

正論をいう無職でした!
ほななー。