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知ってる作品なら行きやすい!? ”2.5次元ミュージカル”の5つの【顧客志向マーケティング】

2.5次元ミュージカル”が人気や

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こにゃにゃちわ~
無職やで!
2.5次元ミュージカルって知ってるやろか?
これ、アニメとかゲームが原作の作品を、舞台化したもんなんや。
最近では「弱虫ペダル」が有名やな。
舞台の上で実際自転車こぐわけにはいかん。
やから、えらい工夫して演じてるみたいや。
この2.5次元ミュージカル、なんで浸透してきたんやろか?
そこには、顧客のある心理が存在した。
なんやろか?




原作を知っとるから足を運びやすい

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格式張ったミュージカルには及び腰になる若者も、よく知った漫画が原作の2.5次元なら観劇の敷居が低くなる。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
演劇はハードルが高い。
文化の歴史が長いコンテンツほど、そういう傾向がある。
金額も高めやし、身近なところにない。
やから、どうしても先細りしてしまうんや。
演劇業界がまさにそれやった。
そこで、この”2.5次元ミュージカル”や。
原作で話の流れを知っとるし、新しいメディアミックスなわけやから、見に行きたくなる。
そんで見に行ったら、意外と感動した。
若者に直結した文化にコラボレーションして、舞台を活性化させたんやな。
そこには、演劇業界の構造も深く関わっとった。
何がうまくいった要因なんやろか?




2.5次元ミュージカル”の5つの【顧客志向マーケティング

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1.専用劇場が1年間延長する

日本2.5次元ミュージカル協会は昨年4月に開設した2.5次元ミュージカルの専用劇場「アイア2.5シアタートーキョー」の運用期間の延長を決めた。

17年の4月末まで1年延ばす。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
ミュージカルやるには、まずは舞台が必要や。
それがここやったわけやな。
今までと全く違うコンテンツや。
そら、ポツポツやっとったやろけど、ここまで本格的にはやってなかった。
本腰入れるにしても、どうなるかわからんジャンルやったわけや。
それが、結構ええかんじ。
場所も延長できるくらい、入りがええっちゅうことやな。
ひとつの成功のマイルストーンや。



2.成長株なら無名でも登用

テレビや「劇団四季」のような大劇団と違い、成長株なら無名の若手でも受け入れる土壌がある。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
新しい役者が入りやすい。
これは重要やで。
フレッシュな人は、新しい顧客をつくりだす。
常に入れかわることによって、停滞せえへんのや。
それには、業界自体の柔軟な姿勢が必要や。
演歌業界見てみ?
固着化してて、新しい風なんかひとつもないやろ?
それに比べて、演劇業界はええかんじやん。
顧客のフレッシュな役者に対する欲求
これを満たしとるんやな。



3.支えるのは実力派演出家

小劇場系の劇団で活躍してきた実力派のクリエーターが2.5次元に進出する向きもある。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
意外なところで需給が一致したわけや。
演劇界隈は、昔からアグレッシブなことやってきた。
シェイクスピアやっても、英国の話やろ?
それを新しく解釈して、日本の劇場でやるんや。
原作の意図したことをしっかりと把握して、解釈する力があるんや。
ちょうどそんな演出家と、2.5次元が結びついたんやな。
土台はしっかりしとるっちゅうことや。



4.奇抜なアイデアで攻める

自転車のハンドルだけを握り、全身を大きく揺らして舞台上を駆ける

奇抜なアイデアで自転車レースを表現した演出が話題だ。

「漫画はあくまで参考資料。表現したいのは(原作作家の)渡辺航先生が思い描いた弱虫ペダル」と意気込む。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
土台がしっかりした演出家や。
つくるのは、原作をそのまま模したもんやない。
これは、演劇をほんまにやってきた人やからこそできることやな。
演劇は、題材そのままを忠実にやるんとちゃう。
それやったら、映画でええわけやからな。
解釈するっちゅうのが、本質的に存在しとるんや。
これができるのは、「本物」やからやで
顧客は、アニメのとおりの舞台を見たいんちゃう。
アニメの言いたかった「主題」を見たいんや。



5.演劇業界に新しい風をおくる

小劇場の観客動員は1回に200~300人が精いっぱい。アルバイトで生活費を補い演劇に取り組む役者やクリエーターは多い。

1回で1千人以上を集める2.5次元に活躍の場を求めるクリエーターもいる。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
劇団員は生活が苦しい。
2.5次元は、その受け口になる可能性があるわけや。
これはネガティブなこととちゃうんやで。
こうやって間口を広げたり、新しい価値観をふきこまないコンテンツは死んでいくんや。
多くのコンテンツが、そうやって収束してきた。
そのコンテンツが好きやった顧客は、そのまま年取っていって、そのコンテンツとともに死ぬんや。
せやから、どこかで若返らなあかん。
革新をおこさないかんのや



量と質の両立が、将来を決める

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公演数が急増するなか、実績あるクリエーターを引き寄せて量と質を両立できるかは人気定着のカギになる。

日経MJ  2016/3/7 P.4 
ここでむやみに乱発したら、せっかく築き上げてきたもんが崩れてまう。
低品質のコンテンツの量産は、その新しいジャンルをつぶしてしまうんや。
ここは、しっかりと戦略をねる必要がある。
顧客が求めてるもんはなんなんか。
どんなベネフィットが欲しくて、劇場に来るんか。
それをしっかりと考えて、取り組んでいかなあかん。
顧客志向はここでも必要なんや。




顧客にハードルが高いと思われてへんか?

ハードルが高かった演劇に、新しい価値観をふきこんだんが2.5次元やった。
きみの売っとるモンはどうやろか?
長く続いてきて、顧客が高齢化してへんか?
新しい風が必要やないか?
ハードルが高いままやったら、この先には終えんしかないで。
商品も、ブランドも、生き残るためにはやらなあかんことがある。
それは革新や。
痛みをともなったとしても、新しい風をふかさなあかんねん。
それをやる覚悟を決めるんや。
顧客が求めてるもん。
それを目指して一心に突っ走るんや。
それには柔軟なアイデアが必要やで。

そんな顧客志向について詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。



この本にそって考えるだけで、顧客志向が身に付く本や。
通勤電車でも読めるくらい、わかりやすい本や。
朝礼前にマーケティング脳にしとくんやで。
オススメや。

正論をいう無職でした!
ほななー。