正論をいう無職

有職になった

1分でわかる『考具』




【1分でわかる】
序. 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう。


1.  「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?

・アイデアと企画は、[WHAT]と[HOW]で成り立っている
[WHAT]と[HOW]の両方が必要なのです。

・アイデア、企画を考える順番を知っておく
「デザインはわがまま→思いやり」

・アイデアとは自由奔放な発送

「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」

・アイデアフィージビリティスタディしたもの、それが企画
企画とは、予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立つ計画のことです。

・情報が入る→アイデアを拡げる→企画にまとめる
イデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る


2. どうしたら”必要な情報”が入ってくるのか?

・カラーバス
「今日はだ!」と決めて、いつものように通勤してみてください。

・聞き耳を立てる
これはいわば間接的なインタビュー

・ちょいメモ
人間はとにかく忘れます

・「七色いんこ
演じてみる、ということです。

フォトリーディング
本と雑誌は情報の宝庫。

・臨時新聞記者
課題解決のヒントを求めて現場に行くことです。そして取材してください。


3. 展開・展開・展開!

・アイデアスケッチ
まずを一枚。

ポストイット
思い浮かんだものをそのまま書いてください。

・マンダラート
記憶を引っ張りだし、組み合わせるだけでも、新しいアイデアが誕生するのです。

マインドマップ
大きめの紙を横にして使います。

・アイデアスケッチ
パワーポイントで「タイトル+3行アイデア」。
少しばかりの強制力を自分に与えるための、テキストエディタ

・連想ゲーム
頭のなかに仕舞い込まれた言葉を引き出すこと。

・オズボーンのチェックリスト
転用したら?応用したら?変更したら?拡大したら?縮小したら?代用したら?置換えしたら?逆転したら?結合したら?

ブレーンストーミング
グループで使う考具も大事です。
ルール1 批判しない
ルール2 夢物語でもよい
ルール3 質より量
ルール4 便乗する



4. 企画=アイデアの四則計算!

5W1Hフォーマット
イデア企画に落とすための考具として捉えましょう。

・タイトル
企画には必ずタイトルをつけるようにしてください。

・ビジュアライズ
にならないもの」は企画として成立しません。

・マンダラート
開けば開くほど、条件が細かく詰まっていきます。

・企画書
肝心なのは、「原稿」。


5. 時にはスパイスを効かす!
とにかくアウトプットし続けること。

アイデアマラソン
自分が生み出したアイデアノートに書いていく、それだけです。

・問いかけの展開
与えられた課題を変えてみる、ずらしてみることです。


6. あなただけの『考具』を見つけよう!

・情報メディア
は破格の価値があります。

・プロダクト
高価=高機能=効果あり、の方程式は成り立ちません

・リアルな環境
五感がフル活用されてしまう場所へ、出かけてください。

・オリジナルアイテム
イデアヒントはいたるところにあります。


終章. 頭の動き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない。
あなたにとって最大の問題は、「読んで、分かって、やらないこと」



【10分でわかる】
序. 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
考えるための『道具』を持っていますか?
持っていない人があまりに多い気がします。
考えるための道具、あります。
考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう。
イデアマン&ウーマンになるかどうかは後天的なものです。違いは、意識しているかどうか、の1点なんです。


1.  「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?
イデアが企画になる、アイデアが企画としてまとめられるのだ、と思っています。

・アイデアと企画は、[WHAT]と[HOW]で成り立っている
[WHAT]と[HOW]の両方が必要なのです。大小は関係なく。「何を」「どうする」ここまでをセットで考える習慣を持とう、ということです。
あなたの仕事における「夢」ってなんでしょう?どんな「カタチ」になったらいんでしょう?

・アイデア、企画を考える順番を知っておく
「デザインはわがまま→思いやり」
イデアマンであるあなた、まずは「わがまま」になってください。

・アイデアとは自由奔放な発送
「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」
実現度なんて後回しで、くだらないことでも何でも、全部紙に書いてみてください。


・アイデアフィージビリティスタディしたもの、それが企画
企画とは、予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立つ計画のことです。

・情報が入る→アイデアを拡げる→企画にまとめる
既存のアイデアはたくさん知っていた方が有利です。
イデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る。拡げるときは奔放に。


2. どうしたら”必要な情報”が入ってくるのか?
今あなたが集めたい情報とは何でしょうか?
何を解決しなければいけないのでしょうか?
まずはそれを頭にしっかりと刻んでください。

・カラーバス
色を浴びる、ということです。「今日は赤だ!」と決めて、いつものように通勤してみてください。
「色」「形状」「天井」「音」「場所」「本」など。なんでもいいんです。
まずは拡げて、絞るのはその後。
早速お試しください。

・聞き耳を立てる
次は個人の生活に密着した情報を仕入れる考具を使ってみましょう。
これはいわば間接的なインタビュー。
ちょっとだけ、目を向ける、耳を立てる。これだけで本当に違うんです。

・ちょいメモ
人間はとにかく忘れます。
どうするか。
メモってください。なんとなく気になったものだけ、ちょこっと。

・「七色いんこ
演じてみる、ということです。
一人二役、三役やってしまいましょう。やってみると分かること、が実はたくさんあるんです。

フォトリーディング
本と雑誌は情報の宝庫。
『あなたもいままでの10倍速く本が読める』に詳細があります。

・臨時新聞記者
課題解決のヒントを求めて現場に行くことです。そして取材してください。
しつこくしつこく聞き出してみてください。


3. 展開・展開・展開!
「仕込みが8割、現場が2割」なんて言ったりします。
最初の景気付けと困ったときの打開策。そんな感じで使ってもいいのです。

・アイデアスケッチ
まず紙を一枚。これはアイデアのエッセンスであって、文章ではありません。紙はじゃんじゃん使ってください!
ちょっとだけ違うのも、一つの立派なアイデアです。

ポストイット
おなじみですね。原則は1枚1ネタ。すごく適当に。思い浮かんだものをそのまま書いてください。イデアのネタとアイデアは別物です。

・マンダラート
普段の生活で積み重なった記憶を引っ張りだし、組み合わせるだけでも、新しいアイデアがたちどころに誕生するのです。

マインドマップ
大きめの紙を横にして使います。
整理しているうちに思いつく、頭が動き出してきます。自分の頭の働き方のクセがよく分かるような気がしますよ。

・アイデアスケッチ
パワーポイントで「タイトル+3行アイデア」。
少しばかりの強制力を自分に与えるための、テキストエディタ拡げて→まとめる。

・連想ゲーム
頭のなかに仕舞い込まれた言葉を引き出すこと。まずは自分好みのアイデアでいいじゃないですか。

・オズボーンのチェックリスト
行き詰まったとき。
全部で9ヵ条。
転用したら?応用したら?変更したら?拡大したら?縮小したら?代用したら?置換えしたら?逆転したら?結合したら?

ブレーンストーミング
グループで使う考具も大事です。
ルール1 批判しない
ルール2 夢物語でもよい
ルール3 質より量
ルール4 便乗する


4. 企画=アイデアの四則計算!
あなたのとっておきのアイデアどうやって実現可能にしていくか?そんなときにも考具が活躍します。

5W1Hフォーマット
イデア企画に落とすための考具として捉えましょう。

・タイトル
企画には必ずタイトルをつけるようにしてください。その一言で、企画の理解度がググッと高まります。

・ビジュアライズ
「絵にならないもの」は企画として成立しません。できるだけ細かく細かく、丁寧に想像してみてください。

・マンダラート
再び登場です。開けば開くほど、条件が細かく詰まっていきます。

・企画書
肝心なのは、「原稿」。わたしたちは「企画屋」になりたいのであって、「企画書屋」になるのではありません。


5. 時にはスパイスを効かす!
考具を使いこなしてアウトプットを出し続ける習慣をぜひ身につけてください。とにかくアウトプットし続けること。

アイデアマラソン
自分が生み出したアイデアをノートに書いていく、それだけです。ミソは通し番号を振ることと、その通し番号とマラソンをスタートした日からの通算日とのギャップを計算していくこと。

・問いかけの展開
無理難題をどうやって解決するのか。
突破口、あります。
それは「問いかけ方」を変えてみることです。
与えられた課題を変えてみる、ずらしてみることです。


6. あなただけの『考具』を見つけよう!
考具とは今までほぼ無意識的に行なってきた創造的な頭の働きをさらにスムースに、自在に操れるようにするための道具です。後は行動あるのみ。

・情報メディア
本は破格の価値があります。
新聞雑誌はスピード感抜群です。
テレビ・ラジオも非常に多くの情報が盛り込まれています。
ウェブサイト。
広告、記事。特に他業種のものにも目を向けてください。

・プロダクト
高価=高機能=効果あり、の方程式は成り立ちません。
デジタルカメラとカラーバスの相性は抜群です。気づきのチャンスが倍増しました。
筆記具にはワクワク加速効果があります。
身の回りにあるグッズも連想ゲームの材料としても使えそうです。

・リアルな環境
五感がフル活用されてしまう場所へ、出かけてください。

・オリジナルアイテム
イデアのヒントはいたるところにあります。わたしたちが発見できるかどうか、が大事なんです。


終章. 頭の動き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない。
あなたにとって最大の問題は、「読んで、分かって、やらないこと」。
フォトリーディング神田昌典さんいわく、「成功するためのノウハウはすでに明らかになっているのに、実際に行動に移す人は1%しかいない。だから成功するのは簡単なんだ」とのこと。


【60分で理解する】
序. 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
あなたは「考えること」「企画すること」が仕事ですか?
考えるための『道具』を持っていますか?
持っていない人があまりに多い気がします。
考えるための道具、あります。
考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう。
わたしも会社人生の始まりはアイデア欠乏症で、ずいぶん悩みました。悩んで考えて自分なりの方法のラインナップが揃ってきたのがここ2年ぐらい、30歳過ぎてから。
イデアマン&ウーマンになるかどうかは後天的なものです。違いは、意識しているかどうか、の1点なんです。
今からでも遅くないです。知的なサムライになれるんです。

1.  「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?
イデアが企画になる、アイデアが企画としてまとめられるのだ、と思っています。

・アイデアと企画は、[WHAT]と[HOW]で成り立っている
[WHAT]と[HOW]の両方が必要なのです。大小は関係なく。「何を」「どうする」ここまでをセットで考える習慣を持とう、ということです。
あなたの仕事における「夢」ってなんでしょう?どんな「カタチ」になったらいんでしょう?

・アイデア、企画を考える順番を知っておく
「デザインはわがまま→思いやり」
最初に自分自身がああしたい、こうしたい、という欲求からデザインは始まるんだとインダストリアルデザイナーの川崎さんは考えています。
イデアマンであるあなた、まずは「わがまま」になってください。

・アイデアとは自由奔放な発送
「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」
実現度なんて後回しで、くだらないことでも何でも、全部紙に書いてみてください。

・アイデアフィージビリティスタディしたもの、それが企画
企画とは、予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立つ計画のことです。
「企画書」にはあなたの新しいアイデアを盛り込みましょう。ですが、一つの企画が、新しいアイデアばかりで構成されている必要もありません。イデアは組み合わせです。

・情報が入る→アイデアを拡げる→企画にまとめる
既存のアイデアはたくさん知っていた方が有利です。
イデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る。拡げるときは奔放に。
それではいよいよ、わたしが使っている考具たちを紹介していきます。これはゴルフのクラブ選びと一緒です。グリップの感覚で自分に良さそうなものを試してください。


2. どうしたら”必要な情報”が入ってくるのか?
今あなたが集めたい情報とは何でしょうか?
何を解決しなければいけないのでしょうか?
まずはそれを頭にしっかりと刻んでください。

・カラーバス
色を浴びる、ということです。「今日は赤だ!」と決めて、いつものように通勤してみてください。
見えるから見る、へ。これは色に限りません。
一見関係なさそうなものたちが自然に集まってきます。それ以上のことをする必要はありません。一度しっかり意識した、この事実だけで十分です。いつか役に立ちます。
「色」「形状」「天井」「音」「場所」「本」など。
イデア、企画を考えることにおいては、このような「すり替え」と「言い訳」、そして「ほんの少しの強制力」がものすごく力になってくれます。
抱えている課題に絡んで3つぐらい決めます。ダイエットに関する書籍を売るための方法を考えなくてはいけない場合は、「本のタイトルに使われている言葉」「その本の表紙の色」、ダイエット後の自分を想像して「棒のようなやや細くて長いもの」とか。
まずは拡げて、絞るのはその後。
早速お試しください。

・聞き耳を立てる
次は個人の生活に密着した情報を仕入れる考具を使ってみましょう。
これはいわば間接的なインタビュー。言葉遣いにも注意を払ってみてください。特にファミレスは老若男女が集まってくる場所です。
ちょっとだけ、目を向ける、耳を立てる。これだけで本当に違うんです。

・ちょいメモ
人間はとにかく忘れます。
どうするか。
メモってください。なんとなく気になったものだけ、ちょこっと。
メモすることの効用は、頭のなかにあるものを外に出す作業をすることにあります。
メモする技の上級編は絵の要素を取り入れることです。

・「七色いんこ
手塚治虫先生のマンガです。
演じてみる、ということです。
しゃがんでみてください。10歳のお子さんになってみるのです。
一人二役、三役やってしまいましょう。やってみると分かること、が実はたくさんあるんです。

フォトリーディング
本と雑誌は情報の宝庫。
自分にとって大事と思える情報を探すのです。そして「画像」として取り込む。
『あなたもいままでの10倍速く本が読める』に詳細があります。

・臨時新聞記者
課題解決のヒントを求めて現場に行くことです。そして取材してください。
しつこくしつこく聞き出してみてください。
現場を知っていると、企画に説得力が生まれます。プレゼンの迫力も違ってきます。


3. 展開・展開・展開!
情報を取り入れるための考具、どうでしたでしょうか?
さて、いよいよアイデアの展開部分に話題を移しましょう。
「仕込みが8割、現場が2割」なんて言ったりします。
最初の景気付けと困ったときの打開策。そんな感じで使ってもいいのです。

・アイデアスケッチ
まず紙を一枚。これはアイデアのエッセンスであって、文章ではありません。紙はじゃんじゃん使ってください!30枚は書いてみたいですね。
ちょっとだけ違うのも、一つの立派なアイデアです。展開するときは拡げて拡げて拡げるのが大事。ちょっとの違いを大切にしてやってください。

ポストイット
おなじみですね。原則は1枚1ネタ。すごく適当に。思い浮かんだものをそのまま書いてください。アイデアのネタとアイデアは別物です。
イデアを考えることに、正しい順番はないのです。
止めたくなったら、途中で止めてしまってくださいね。
イデア出しの時点では、数が勝負。大量にポストイットを使ってください。

・マンダラート
イデアを出すときには、数を限定せずいくつでも出すこと。
普段の生活で積み重なった記憶を引っ張りだし、組み合わせるだけでも、新しいアイデアがたちどころに誕生するのです。
イデアを出すことと、アイデアを選ぶ、判断することを別にしておくことを意識しておいてください。

マインドマップ
大きめの紙を横にして使います。
整理しているうちに思いつく、頭が動き出してきます。自分の頭の働き方のクセがよく分かるような気がしますよ。そんなところも面白い考具だと思います。

・アイデアスケッチ
パワーポイントで「タイトル+3行アイデア」。複製した画面を上から書きなおしていく、のも考具としてのミソの一つだと思っています。このときも「1枚1アイデア」にしてください。タイトルの文字を大きくする、これにもこだわってください。
少しばかりの強制力を自分に与えるための、テキストエディタ。拡げて→まとめる。

・連想ゲーム
頭のなかに仕舞い込まれた言葉を引き出すこと。まずは自分好みのアイデアでいいじゃないですか。
連想ゲームは切羽詰まったときに使うと有効ですが、手持ちぶさたのときにもよいですね。

・オズボーンのチェックリスト
行き詰まったとき。
イデアのヒント、要素は作りだすのではなく、探す、見つけるという捉え方の方が正解です。
全部で9ヵ条。
転用したら?応用したら?変更したら?拡大したら?縮小したら?代用したら?置換えしたら?逆転したら?結合したら?
同じ情報源からアイデアが生まれる可能性を何倍にでもできるわけです。アイデアが尽きる、ということはありません。

ブレーンストーミング
グループで使う考具も大事です。
ルール1 批判しない
ルール2 夢物語でもよい
ルール3 質より量
ルール4 便乗する
全く別の視点を”盗む”いいチャンスです。競争感覚を忘れないでください。


4. 企画=アイデアの四則計算!
イデアが出たら、次のステップへ。あなたのアイデアを企画にしましょう。
実務においては、イデアは企画になってないと「使えない」のです。
あなたのとっておきのアイデアをどうやって実現可能にしていくか?そんなときにも考具が活躍します。

5W1Hフォーマット
企画書は1枚でまとめられるようにしておきましょう。一番の基本はやはり「5W1H」。
ですが、まず、アイデアありきです。予定調和からは生まれません。
イデアを企画に落とすための考具として捉えましょう。

・タイトル
企画には必ずタイトルをつけるようにしてください。その一言で、企画の理解度がググッと高まります。
「具体的に置き換える」のテクニックを使ってください。「パソコンのワープロソフト」を「iBook ワードで」です。

・ビジュアライズ
「絵にならないもの」は企画として成立しません。できるだけ細かく細かく、丁寧に想像してみてください。
ビジュアライズは企画化作業の奥義かもしれません。

・マンダラート
再び登場です。開けば開くほど、条件が細かく詰まっていきます。この場合も展開をしていますが、それは収束させるため。このフラクタル構造には限界はありません。非常に奥が深いです。

・企画書
肝心なのは、「原稿」。わたしたちは「企画屋」になりたいのであって、「企画書屋」になるのではありません。
読んだ人がビジュアライズできるかどうかです。一番必要なプレゼンテクニックは、言葉のチカラを磨くことです。プレゼン相手の頭の中に「絵」を描いてください。


5. 時にはスパイスを効かす!
イデアを生み出し、企画を立てるプロフェッショナルとしてスランプや長いトンネルは許されません。考具を使いこなしてアウトプットを出し続ける習慣をぜひ身につけてください。とにかくアウトプットし続けること。

アイデアマラソン
自分が生み出したアイデアをノートに書いていく、それだけです。ミソは通し番号を振ることと、その通し番号とマラソンをスタートした日からの通算日とのギャップを計算していくこと。モチベーションが高まる効果があります。
思いついたアイデアは誰かに話しましょう。イデア貯蓄の金利は、そんじょそこらの金融機関もびっくりですよ!

・問いかけの展開
無理難題をどうやって解決するのか。
突破口、あります。
それは「問いかけ方」を変えてみることです。
与えられた課題を変えてみる、ずらしてみることです。
イデアに行き詰まったら、質問、問いかけを拡げまくる。あなたの脳は、必ず応えてくれます。


6. あなただけの『考具』を見つけよう!
イデアと企画、そして実践。それしかありません。考具とは今までほぼ無意識的に行なってきた創造的な頭の働きをさらにスムースに、自在に操れるようにするための道具です。後は行動あるのみ。
インプット系の考具、アウトプット系の考具。簡単なのが条件ですね。

・情報メディア
本は破格の価値があります。誰かが必死になって研究してきた成果をその何十分の一、何百分の一の時間で取り込むことができます。
本を読むことは疑似体験することです。ただし欠点もあります。タイムラグがあること。筆者の視点が強く出されてしまうことです。バランス感覚が要求されます。
新聞雑誌はスピード感抜群です。
テレビ・ラジオも非常に多くの情報が盛り込まれています。ですが一定の時間拘束されます。速読ができません。
ウェブサイト。
広告、記事。特に他業種のものにも目を向けてください。
記載されている情報は同じであっても、こちら側の問題意識が違うと新鮮な発見があるのが不思議ですね。

・プロダクト
高価=高機能=効果あり、の方程式は成り立ちません。
デジタルカメラとカラーバスの相性は抜群です。気づきのチャンスが倍増しました。
筆記具にはワクワク加速効果があります。手書きがアイデアの基本ですよ。
デザインのチカラを信じてください。
身の回りにあるグッズも連想ゲームの材料としても使えそうです。

・リアルな環境
五感がフル活用されてしまう場所へ、出かけてください。
時々、ちょっぴり違う何かを放り込めばそれで十分です。「それどんな味?」です。

・オリジナルアイテム
集めた情報を見返す仕組みやタイミングをどうするのか、を考えてください。
イデアのヒントはいたるところにあります。わたしたちが発見できるかどうか、が大事なんです。ヒントたちを探しているか、見つけようとして問いかけているか、がポイントになってきます。
さあ、用意はできていますか?


終章. 頭の動き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない。
本当のアイデアマンになるための近道をこっそり。「わたしは○○○に考える人」の○○○を埋めてください。「朝会社に点くまでになぜかアイデアが10個見つかってしまう人」とか。
それであなたのゴールイメージが決まる、ということです。定義した瞬間からあなたが変わり始めます。
あなたにとって最大の問題は、「読んで、分かって、やらないこと」。
フォトリーディング神田昌典さんいわく、「成功するためのノウハウはすでに明らかになっているのに、実際に行動に移す人は1%しかいない。だから成功するのは簡単なんだ」とのこと。
考具がなくても、同じように頭が勝手に動いてくれて、アイデアが生まれるようになります。フッとアイデアが出てくるようになります。おそらく本当の考具の達人は、全く手ぶらなのかもしれない・・・・・・ですね。



【書評】
加藤さんが話しかけてくれるような文体。わかりやすい。最後の言葉が一番残りますね。『あなたにとって最大の問題は、「読んで、分かって、やらないこと」』。シド・フィールドも同じことを言っています。読んで、分かって、やらないのではなんの意味もないのです。いや、すみません、意味はあります。その分前進しているのですから。でも、やらないともったいないですね。せっかく分かったら、誰かに話してみましょう。教えてあげましょう。アウトプットしてみましょう。このブログだって同じなのです。わたしは本を読んで毎日その内容をまとめていました。でもそれってそこで終わったらもったいないですね。自分しか読まないのですから。だからこのような形で外に出しているのです。それが役に立つかはわかりません。でも、出さないのと、出すのでは、やっぱり違いますよね。ご飯だって食べてばかりじゃ苦しくなっちゃいます。出さないと。