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世界一高いトースター!? ”バルミューダ”の5つの【ベネフィットマーケティング】

バルミューダ”のトースターってなんや?

medama
こにゃにゃちわ~
無職やで!
朝食はパン。
トースターから香ばしいかおりがただよってくる。
チンっていう焼けた音。
焼きたてのパンがテーブルにのる。
これって、誰しも理解できる体験やな。
やからこそ、当たり前になっとるところがある。
このトースター。
もっと、こだわることができへんか。
究極の焼きたてトーストってなんや?
バルミューダ”はそれを考えたんや。
今まで当たり前やった、トースター。
どのトースターでも同じやと思ってる分野。
ここに切り込んできたわけや。
どんな戦略でやったんやろか?




顧客はモノやなくて体験を求めとる

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「世界一高いトースター」という異名を持つバルミューダ(東京都武蔵野市)のトースターが売れている。

今どきの消費者はものを買わずに体験を求めているとの気付きから開発を進めた。

日経MJ  2016/3/21 P.3 
モノよりコトの時代や。
顧客は体験を求めてるんや。
どんな体験か?
それは「驚き」や。
朝食のパンが焼ける。
トースターから出てくる。
一口かじる。
ここに驚きを求めてるんや。
どうすればおどろいてくれるんか?
それを突き詰めたからこそ、究極のトースターが開発できたんやな。




バルミューダ”の5つの【ベネフィットマーケティング

senryaku

1.口コミ拡散で爆発的ヒット

購入されたお客様の口コミの威力だと分析しています。ツイート数がすごく増えています。

驚くと人に伝えたくなります。あれ本物だよ

日経MJ  2016/3/21 P.3 
今の時代は口コミの時代や。
そして、その口コミはツイッターという武器を得た。
以前みたいに、食べログのようなポータルサイトを介した口コミやない。
発信者から直接伝わる、よりリアルに近い口コミや。
人間は驚くと、人に伝えたくなる。
これは、原始人の時代から変わってことや。
新しい水場を発見したら、村へ帰って、みんなに伝えるやろ?
それを今もやっとるんや。
じゃあどうやったらその「水場」になれるんやろか?



2.明らかな「おいしさ」体験

食べて明らかな違いに気づくのです。

自宅に友達を呼んで様々なパンを焼くパーティーを開くユーザーが本当に多い。

五感に訴える商品は驚きを伝えやすいのです

日経MJ  2016/3/21 P.3 
明らかに違う。
これをさらっと言っとるけど、これこそが難しいところや。
何百何千っちゅう試行錯誤をくりかえして初めて、達成できるもんなんやから。
「本物」になるっちゅうんは、どれも同じ過程をへてる
まわりに「あほか」って言われるくらい、ひとつの方向に向かってやり続けるんや。
差別化しようっちゅうのでやっとるんやない。
確かに商売やから、その気持ちはある。
やけど、もっと強いんは、そのベネフィットによって誰が笑顔になるか考えることや。
それを常に考えながら、愚直にやり続ける。
そしたら、いつの間にか誰も追いつけへんところまで走ってるんや。
「本物」になっとるっちゅうことやな。



3.顧客は年齢や性別とちゃう

開発前に想定したユーザーは、いいものを食べようとか使おうと考えている人。年齢や性別、年収ではなかった。

日経MJ  2016/3/21 P.3 
ベネフィットや。
セグメンテーションやターゲティングだけやない。
その商品が提供するベネフィットに集中して、開発したわけや。
これは重要やで。
顧客の具体化は間違いなく必要や。
やけど、それはユーザーの限定ではないわけや。
ちょっと矛盾すると思うやろ?
ちゃうねん。
具体化することで、その商品のベネフィットが炙りだされていく。
顧客がどう喜ぶかがわかってくる。
その効能であるベネフィットは、年齢や性別にはとらわれへんねん。
おいしいもの食べたときの笑顔。
これって、人類共通やろ?



4.クリエーティブとテクノロジーの会社

当社はクリエーティブとテクノロジーの会社である

日経MJ  2016/3/21 P.3  
この二つが、今は熱いんや。
テクノロジーだけやと、理解がおいつかへん。
顧客の顔が見えへんサービスが多いんや。
逆にクリエーティブだけやと、テクノロジーが伴わへんから、時代に追いつかれへん。
この両方をもった会社が、今求められとるんや。
モノづくりに加えて、デザインが必要なんやな



5.既存メーカーは見慣れすぎてる

既存メーカーの目が曇っているとは言いませんが、見慣れているのだと思います。消費者も含めて。

角度を変えると全く違う世界が見えてくる。そんな商材がたくさんあると思います。

日経MJ  2016/3/21 P.3  
その業界にずっぽり入っとる。
入れば入るほど、先入観がたまっていくんや。
トースターは安くないと誰も買わへん。
機能なんか求められてへん。
デザイン性は求められてへん。
バイアスがたまっていくんやな。
やから、いつしか自分で自分の首をしめて、なんも考えられへんようになってまう。
この業界あかんのちゃうか?
斜陽産業なんちゃうか?
それはちゃうで!
弱みは強み。
見る角度を変えるんや。
それには柔軟な思考が必要や。
「こんなん売れるわけないやん」って思うアイデアにこそ、商機があるんやで。
2万円のトースターがバカ売れ。
これが物語ってるんや。




人が欲しがっとるんは「うれしさ」

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人が欲しがっているのはうれしさではないでしょうか。

『うれしさ』を届けられる企業になりたいですね

日経MJ  2016/3/21 P.3   
体験の先にあるんは、「うれしさ」や。
ええ「水場」を発見できたら、この上ない喜びを得られる。
そういうふうに、人間はプログラムされてるんや。
村一番のヒーロー・ヒロインになれるんやから。
やったら、この「水場」を提供したる。
それが商売やろ。
ふつうのことやったらあかん。
想定できることやったらあかん。
「なんじゃこりゃーー!!」
っちゅう驚きや。
提供すべきベネフィットは、この驚き体験や。
それを忘れたらあかんで。




きみはどんな体験を提供してる?

体験こそがベネフィットや。
きみの商品は、どんな体験を提供してるんや?
そんな、体験なんかないですわ。
それやったら、あかんで。
お先真っ暗や。
モノやなくてコト。
これが今の顧客が求めてることや。
顧客がきみの商品を使って、どんな気持ちになるんか。
どんな笑顔になるんか。
どんな驚きを味わうんか。
それを考えるんが、きみの役目やで。
ベネフィット。
奥が深いわ。

そんなベネフィットについて、詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。



「ドリルを売ってるんやない!穴を売ってるんや!」
っちゅうことが書いてある本や。
通勤電車の中でも読めるくらい、わかりやすい本や。
朝礼前に、しっかりマーケティング脳にしときや?
オススメやで。

正論をいう無職でした!
ほななー。