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100年生き続けるために! ”カップヌードル”の5つの【顧客志向マーケティング】

カップヌードル”のCMが理解できへん!?

chaos
こにゃにゃちわ~
無職やで!
カップヌードルのCM見たことある?
前の記事で日清食品のこと紹介した
そのときも言ったけど、ここのCMってぶっ飛んでるんや。
全然カップヌードルと関係ない内容。
そんなん当たり前。
批判されるような内容、エッジの効いたCMもばんばん作る。
これ、きみは理解できるか?
とくに老人には理解できへんみたいや。
ほんなら、そんなCM、なんで流しとるんや?
そこには確固たるフィロソフィーがあった。
なんやろか?





わけわからんCMでええんか?ええんや!

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このところの「カップヌードル」のテレビCMは、正直そろそろ不惑のはずの私には理解し難いものがある。

トップブランドとしてどうなのだろう。

いや、それでいいのだ。と日清食品ホールディングス安藤宏基社長はいう。安藤氏自身、これらのテレビCMを見てもまったく面白くないという。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
今までのCMとは全然ちゃう。
カップヌードルじたいのフィロソフィーを伝えるわけでもない。
CM同士、明確にひもづいてるわけでもない。
それが、わからん人が多い理由やな。
やけど、それを社長に聞いてみる。
間違ってへんのや。
社長がそういうんや。
なんでそんなアグレッシブなCMができるんやろか。
ここには、しっかりとした戦略があった。




カップヌードル”の5つの【顧客志向マーケティング

senryaku

1.ターゲットがちゃうんや!

ターゲットが違うのだ。

学生や、高校生や中学生をターゲットにする。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
若い世代は接してるメディアがちゃう。
今の30代以降の年代と、育ってきた背景が全くちゃうんや。
彼らは接するメディアとして、まず最初にネットがある。
30代やったら、テレビ番組がクラスの話題やった。
めちゃイケとか、月9のドラマとか。
そういうんが、まるっとネットになってるわけや。
学校での話題は、おもろいYoutuberの話題なわけや。
やったら、コンテンツに対する感応性も、それを基準に考えなあかん。
きみらも、「あほなテレビ見るな!」って怒られたやろ?
若モンの価値観は、つねに大人と対立するもんなんや。
誰しも経験あるはずや。



2.100年生き続けるブランドにするため

カップヌードルを100年生き続けるブランドにするためである。

1971年発売のカップヌードルは路上でフォークで食べる斬新さが当時の若者のライフスタイルにうまく合い、大ヒット商品になった。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
100年生き続けるためには、どうすればええんか。
原点に戻るんや。
カップヌードルの原点は、若者へのライフスタイルの提案やった。
固かった時代に、斬新なアイデアで切り込んだんや。
それが当時の若モンに受けた。
これがカップヌードルのフィロソフィーなわけや。
やったら、今どうするか。
その当時若者やった、今の壮年層に受けるようなCMにするか?
介護を組み合わせたようなアプローチにするか?
ちゃう。
そうとちゃうんや。
若者への提案。
常に革新するっちゅうフィロソフィー。
それがカップヌードルを食べるベネフィットなんや。
やるべきことがある。
今の若モンにアプローチすることや。
やから、顧客はあくまでも、「今の」若モンなんや。



3.ふつうブランドは最初の顧客とともに終わる

若かったブランドも、いつしか年老いたブランドとなる。新しい若者は年老いたブランドや、年寄りが好むブランドを好まない。ブランドは、最初につかんだ顧客とともに生き、一緒に終えんを迎える。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
最初に受け入れられたイメージ。
そのまま進んでいくんが、ふつうのブランドや。
顧客も時代とともに年老いていく。
一緒に死んでいくんやな。
やけど、ブランドって、それでええんか?
カップヌードルはそれでええんか?
ちゃうんや。
100年生き続けるんや。
ほんなんやったら、何をせないかん?
常に若返る必要がある。
「若者」っちゅう顧客に、振り向いてもらわなあかんねや。
これは、永遠に斬新であり続けるっちゅうメッセージや。
どんな時代でも存在する「若者」に対する、顧客志向の徹底や。
これがカップヌードルのメッセージなんやで。



4.常に新しさを提供せなあかん

ブランドが生き続けるためには、顧客を広げ、常に新しさを保ち続けなくてはならない。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
100年続くため。
常に新しいことに取り組んでいかなあかん。
若者は、つねに斬新さを求める。
つねに過去の世代の否定をする。
それと一緒にいるためには、過去を否定せなあかんねや。
否定。
これは、なかなか決断できるんもんやない。
やからこそ、多くのブランドが、その最初の顧客とともに死んでるんや。
この否定は、しっかりとした戦略のもとにやらなあかん。
未来を見つめた戦略やな。



5.既存の顧客と決別せなあかんこともある

既存の顧客と別れることも覚悟しなくてはならない。今日生き続けるブランドの多くは、そうしたリバイバルを繰り返してきた。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
新しいものを取るには、既存のものを切る覚悟がいる。
若者とともにあるっちゅうんは、そういうことや。
戦略は「やらんことを決める」もんでもある。
痛みをともなうもんやで。
やけど、カップヌードルのフィロソフィーはそこにあるわけや。
やったら、おもいっきり斬新なもんにする。
今までの顧客を振り落とすような、アグレッシブなCMを打つ。
こういう行動で、しっかり意思表示をせなあかんねや。
ここにはカップヌードルの覚悟があらわれとるんやな。




カップヌードルのCMは100年生き続けるための一手や!

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カップヌードルのCMはカップヌードルがブランドとして100年生き続けるために重要な一手である。

リスクと隣合わせの大きな意思決定なのである。

日経MJ  2016/3/14 P.2 
その覚悟の象徴が、このCMやったわけや。
そうやってCM見てみ?
ちょっと違って見えるで。
おもしろさを狙っとる。
奇抜さだけしかない。
そうやないんや。
ターゲットがちゃうんや。
ブランドが100年生き続けるために、新しい価値観をもった「若者」に響かなあかん。
「わけわからん」。
これは、実はほめ言葉なわけや。
既存の、振りおとすべき顧客が理解できへんもん。
ここに、斬新さが隠れてるんやから。




きみの商品は何年生きるつもりや?

きみが売っとる商品は、どんな小さいもんでも、ブランドや。
そのブランドは、何年生きられる?
きみは、どう考えてる?
ブランドは、その時点からどんどん年をとっていってる。
顧客は、どんどん年をとるんやから。 
もし、ブランドを100年生き続けるもんにするんやったら。
やるべきことがあるで。
顧客を変えるんや。
痛みをともなう場合でも、せなあかんときがある。
既存客をふりおとしてでも、走っていかなあかん道がある。
長年やってきた中小企業には、多いかもしれんな。
社長の決断で、未来が決まるで。
意思決定のタイミングを見逃さんようにな。

そんな斬新なアイデアについて、詳しく書いてある本がある。



「なにやっとんねんお前、あほか!?」
これは、ほめ言葉なんや。
きみは、それだけ人にはできへんことをやってるっちゅうことや。
中途半端は、ビジネスでは死を意味する。
やるんやったら、とことんや。
それが書いてある本やで。
通勤電車の中で読んだら、力がわいてくるわ。
きみは間違ってない。
オススメや。

正論をいう無職でした!
ほななー。