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いい食べっぷり! ”カップヌードルライトプラス”の5つの【ベネフィットマーケティング】

カップヌードルライトプラス”って知っとる?

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こにゃにゃちわ~
無職やで!
カップヌードルはバージョン違いがいっぱいある。
この”カップヌードルライトプラス”もそうやな。
コンビニとかで見たことあるんちゃうか?
今のランチは、多種多様や。
春雨スープや、低糖質パン、パスタサラダ。
健康志向の商品がたくさんある。
その中で、カップ麺ってどうやろか?
あんまり、買おうと思わへんのちゃうかな。
それは、今までのカップ麺に対するイメージが、健康とは結びついてなかったからや。
やけど、今はどんどん健康への関心が高まっとる
ここで、動かんかったら、カップヌードルは死んでしまう。
それでどうしたんか?
健康方面へうってでたんやな。
どんな戦略なんやろか?




カップ麺を敬遠しとった女性がターゲット

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これまでカップ麺を敬遠してきた女性を念頭に置いた。だからカップヌードルの味を低カロリーで再現するのではなく、全く新しい味付けがなされている。

日経MJ  2016/3/21 P.2 
ただヘルシーやからっちゅう売り方やないんや。
全く別の顧客を狙うために、全く別のベネフィットを提供しようっちゅうことや。
それは、見た目はカップヌードルやけど、効能が全くちゃうってことやで?
競合は、ヘルシーなランチ。
野菜たっぷりのサラダや、ヘルシーであったかいスープとかや。
オシャレな近所のバルかもしれん。
一緒に並んどるカップ麺とはちゃうわけや。
インスタントのジャンルで、それがどこまでできるんか。
これは見ものやで?




カップヌードルライトプラス”の5つの【ベネフィットマーケティング

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1.カロリーだけない、野菜も重要や

まず自分の目にかなうカップ麺の開発を進めた。女性が食事の際に重視するのはカロリーだけでなく、野菜であることに気づいた。

日経MJ  2016/3/21 P.2 
カロリーが低いだけやったら、弱い。
もう、付加価値商品がたくさんある現状、カロリーオフは当たり前なんや。
これは、ビール業界にも言えるな
糖質ゼロ、プリン体ゼロ、人工甘味料ゼロ。
これが業界標準になっとる。
そんななかで、カロリーオフだけ主張してても、負けてまうんや。
やったら、それだけやない。
野菜もたくさん入ってますよ!ってアピールせなあかんねや。
カロリーは、もちろんオフ。
栄養もあります。
これが必要なんやな。



2.スープまで飲んでも198kcal

「スープまで飲んでも198kcal」と表現した。これが思わぬ効果をもたらす。

「であればこのカップ麺は、スープを飲まなければもっとカロリーが低くなる」「であればもう1品スイーツを食べられるかもしれない」

日経MJ  2016/3/21 P.2  
商品開発の時点ではわからんかった「使い方」や。
これは、健康の方面への開発で、スープまで飲んでもOKにしたから出てきた使い方や。
こうやって、しっかり目標を定めて開発すると、顧客が勝手に新しい使い方を考えてくれる。
健康、っちゅうことへの真摯な姿勢が、「使い方」になって評価されとるわけや。
必ずしも、最初の時点で、使い方の提案がされてなくてもええっちゅうことや。
一点めがけて商品開発すること。
これが重要やな。



3.長さを短くして、食べやすく

すすって食べると他人の目がきになる。そのために長さを短くした麺を開発した。

日経MJ  2016/3/21 P.2  
こういう細かいとこが重要なんや。
顧客が決まった。
提供するベネフィットが決まった。
じゃあ、どうやって使ってもらうんか。
それを考えたとき、こういう細かいディティールが見えてくる。
そこまで気いつかってくれてるんか!
って驚くくらいまで極めなあかん。
驚きが、口コミをうむんやから
明確な顧客、提供するべきベネフィット。
その顧客がどう使って、どんなつぶやきをするんか考えたらええんや。
戦略が決まれば、どんどんディティールが見えてくるやろ?




4.「いい、食べっぷり」

人気俳優の口から「いい、食べっぷりだ」と繰り返し語らせた。

何ら人目を気にするようなことではないというわけである。

日経MJ  2016/3/21 P.2  
恥ずかしいことやないっちゅうメッセージをCMで流した。
ただの販促やない、こういうCMはおもろい。
その状況じたいを提案しとるんや。
確かに、ランチにカップヌードルすすってたら、わびしいかんじや。
やからこそ、そうやない!って、大々的にやる必要があるんやな。
これは、逆にツイッターのような媒体では難しいことや。
力を与える。
エールっちゅうんは、テレビが最適やわな。



5.常に新しい価値を提案する”カップヌードル

新しい価値の提案を目指してきたカップヌードルらしい。

日経MJ  2016/3/21 P.2   
”カップヌードル”は常に若者への顧客志向がある。
革新的なわけや。
それやったら、商品としても、常に新しい人に向けて開拓していかなあかん。
健康ヘルシーになれるカップ麺。
これって、変やろ?
変やからこそ、やる必要があるんや。
カップ麺でも健康になれる。
簡単、安い、健康!
人がふつうやないと思う奇抜なメッセージこそ、カップヌードルアイデンティティなんやな。




新たなライフスタイルの提案や

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新しい価値の提案をして価値の創造を目指す。

日経MJ  2016/3/21 P.2   
商品を提供しとるだけやない。
そのライフスタイルを売ってるんや
今はモノよりコトの時代。
どんな商品もモノだけやなくて、その背景にあるライフスタイル、体験を売っとるんや。
やから”カップヌードル”もただのカップ麺やない。
その革新的なライフスタイルを顧客に味わってもらっとるんやな。
今の企業は、どんな企業でも企画屋さんにならんといかん。
コトを売るようにならんといかんねや。
日清食品からは、それがバリバリ伝わってくるわ




きみの商品は、どんなライフスタイルを提案しとる?

商品はモノやない。
コトなんや。
やったら、きみの商品は、どんなライフスタイルを提案しとる?
どんな状況で使ってもらう?
誰と一緒に使うんや?
どんなつぶやきをして、どんな笑顔になるんやろか?
それを考えながら売らなあかんで。
顧客の笑顔。
顧客のうれしさ
これが、商売の根本にあるんや。
それ一本を考えて、戦略を練り上げていく。
どんなベネフィットを提供すればええんやろか?

そんなベネフィットについて詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。



「顧客はドリルを買っとるんやない!穴を買っとるんや!」
ってなことが書いてある本や。
通勤電車でも読めるくらいわかりやすい本や。
朝礼前にマーケティング脳にしかなあかんで?
オススメや。

正論をいう無職でした!
ほななー。