紅茶でもサードウェーブ!?「和紅茶」の5つのマーケティング戦略
紅茶でもビッグウェーブがきとるで!
こにゃにゃちわ~
無職やで!
お昼のほっこりタイムに、きみはなに飲む?
ワイはもっぱらコーヒーや。
にがーいブラックコーヒーが、体にしみわたるんやで。
でも、紅茶の人もおおいやろな?
銀座のランチやアフタヌーンのカフェは、どこも人気やわ。
今、紅茶にも第3の波が起こり始めている。じわり人気を集めているのが、国産の紅茶「和紅茶」だ。その味わいは渋みが少なく、すっきりさわやか。和菓子をはじめ食事全般に合う和紅茶やからこその強みがあるみたいやな。
日経MJ 2016/4/25 P.16
紅茶のサードウェーブってなんや?
第1の波、1970年代、紅茶の輸入自由化に伴って海外から安価な茶葉が流入。「ティーバッグ」も普及し、身近な存在にコーヒーとおなじで、紅茶も長いこと愛されてるからな。
第2の波、90年代、紅茶専門店や英仏などの高級紅茶ブランドが人気に。ホテルでは「アフタヌーンティー」もにぎわう
第3の波、2016年~、国産の「和紅茶」にじわり注目!
日経MJ 2016/4/25 P.16
最初は安い「ティーバッグ」。
ほんで高級紅茶がはいってきた。
それがポピュラーになって、こんどは「和紅茶」や。
たしかに日本のもんの再確認が流行っとる。
紅茶やっても、じつは日本でけっこう昔からつくられとったんや。
そこにもう一度スポットライトをあてたんやな。
「和紅茶」の5つのマーケティング戦略
1.競合は「おしゃれ」な高級紅茶
英国の「フォートナム アンド メイソン」や仏の「マリアージュフレール」など、海外の高級紅茶ブランドの人気が急上昇。カフェなども増えたほか、ホテルでも海外発の高級茶葉を用いたアフタヌーンティーが浸透した。ティーパックの紅茶やなくて、ちょっと「おしゃれ」にほっこりしたいわけやな。
日経MJ 2016/4/25 P.16
この「おしゃれ」っちゅうんがミソや。
これはいわばハレの日っちゅうことやな。
やからティーバッグやとあかんねや。
ほんで、ハレの日っちゅうんは日本的なもんでもええ。
そこに「和紅茶」がはいってきたっちゅうことや。
海外勢の高級紅茶の「おしゃれ」エッセンスをもちながら、「和」っちゅうことで親しみやすい。
「おしゃれ」と「和」。
これもハイブリッド化のたまものや。
2.メードインジャパンの国産紅茶が独自資源
「国産がぐっとおいしくなっている」と運営する大輝(東京都武蔵野市)の久保田千陽取締役は話す。・・・・・・緑茶の歴史はながい。
和紅茶は、日本で育った茶葉を日本で発行させ乾燥させた紅茶で、生粋のメードインジャパン。緑茶の生産農家が手がけていることが多い。・・・・・・
香りが控え目ですっきりとした味わいになる・・・・・・
日本は緑茶のイメージが強いが、かつては紅茶を生産、輸出していた。
日経MJ 2016/4/25 P.16
その歴史の中で、紅茶も海外に輸出しとったんや。
この独自資源をつかわんともったいないわ。
紅茶の「使い方」をしっかりとらえた上での、「メードインジャパン」の提案。
これがうまくいっとるんやな。
3.すっきりさわやか、和紅茶ならではの味わい
手を伸ばす人が増えているのは、和紅茶ならではの味わいだ。・・・・・・コクのある海外の高級茶葉にはない、緑茶の茶葉やからこその味わいや。
「変な渋みがなくてさっぱりしている。食事にも合いそう」・・・・・・
砂糖やミルクを入れずにごくごくと飲め、カップにティーバッグを入れっぱなしにしても渋くなりにくい印象だ。・・・・・・
和紅茶はもちろん「和」にもぴったり。・・・・・・
「おしゃれでかわいい」。・・・・・・
日経MJ 2016/4/25 P.16
これは逆に海外発の紅茶にはマネできへんことやで。
たしかにコクのなさやパンチのなさは「弱み」かもしれん。
でも、見方を変えるだけで、それはさっぱりさわやかな「強み」になるんや。
「使い方」は無限にある。
それにあった提案を顧客にしてあげれば、価値は別の方向に花開くんや。
「和紅茶」はさわやかさを売りにしたんやな。
4.ねらいは40~50代女性
和紅茶を楽しむ女性客。香りが控えめで和菓子にも合う「マリアージュ・フレール」の客層やな。
日経MJ 2016/4/25 P.16
この層は素材にもこだわる。
「和の素材」っちゅうのもポイント高いで。
お昼のちょっと休憩に、ほっこりするんやったらどこ行こか?
っちゅうかんじやな。
「安心でヘルシーでおしゃれ」。
これが彼女らの期待する価値や。
5.おしゃれでギフトにもええで
紅茶の本場ともいえる「イギリス人の友人にプレゼントする」そうだ。本場の人にもおもろいやろな。
日経MJ 2016/4/25 P.16
それは本場とはりあった価値とちゃうからや。
あくまで日本の紅茶。
求める価値がちゃうんやな。
和のデザインっちゅうんは、おもろい。
これを海外の人がおもしろがるんは、ようわかるわ。
海外のもんにも負けへんデザインのハイセンスさ。
これは重要なとこやな。
販売量は6倍以上!
老舗の茶問屋、佐々木製茶(静岡県掛川市)の内山喜貴直販部部長だ。「掛川深蒸し茶」で有名な同社は12年から「掛川紅茶」(茶葉で30グラム入りで390円など)を作り始めた。販売量は15年に200キログラムと3年前と比較して6倍以上に増えた。ぐんぐん伸びとるで!
日経MJ 2016/4/25 P.16
この「和紅茶」の市場は新規性があるからな。
コーヒーはカフェインがつよい。
よりおだやかにほっこりしたい人の紅茶需要は、まだまだあるはずや。
「使い方」の提案といっしょに攻めればおもろい市場かもしれんな。
「和」っちゅうのをいれてみる
むかしは「メードインジャパン」が品質の象徴やった。その記憶が脳にのこっとる。
やからどこかで「和」っちゅうのを求めとるんやな。
このプラス「和」はけっこう使えるで。
いまある自分とこの独自資源に、プラス「和」してみ?
いがいとおもろい商品になるかもしれんで。
「畳でできたマッサージチェア」とかな。
おもろいやん。
正論をいう無職でした!
ほななー