「癒やし」体験を売るんや! ”コジマ”の4つの【ベネフィットマーケティング】
”コジマ”が「癒やし」売り場をつくっとる
こにゃにゃちわ~
無職やで!
家電買うとき、きみはどこ行く?
ワイは、もうほとんどネットで買うようになったわ。
アマゾンとかビックカメラとか。
ブログ探したら、レビューもある。
評価欄で、ある程度の情報も得られる。
家電量販店行って、選ぶ時間とか考えたら、圧倒的にコスパがええんやな。
リアル店舗は機会費用がえらいかかるんや。
そんな時代、もう家電量販店はあかんのか?
いや、そうやない。
そんな時代やからこそ、リアル店舗でしかできへんベネフィットを提供するんや。
体験を売るんやな。
”コジマ”はそれをやろうとしとるわ。
「癒やし」のベネフィットでまとめて提案
家電量販店のコジマは「癒やし」をテーマにした売り場の展開を始める。今までの家電量販店は、製品ごとで売っとった。
日経MJ 2016/3/14 P.5
掃除機は掃除機コーナー。
洗濯機は洗濯機コーナー。
見つけるんが早い、安いっちゅうベネフィットやな。
これはもう無理や。
なんでかっちゅうと、ネット通販にすべての点において、負けてまうからや。
ほな、どうすればええんか?
リアルでしかできへんベネフィットの提供。
「癒やし」体験を提供するんやな。
以前の記事で化粧品店が足湯を提供するっちゅうのを見た。
これと同じことを、家電量販店もやろうとしとるわけや。
「癒やし」。
これこそ、ネット通販にはできへんことやで。
リアル店舗の活路は、ここにあるんや。
”コジマ”の4つの【ベネフィットマーケティング】
1.寝具、照明、理美容家電をまとめる
寝具や理美容家電、風呂のリフォーム、照明などを1ヶ所にまとめて展示する。顧客がリアル店舗に求めるベネフィットは、体験や。
日経MJ 2016/3/14 P.5
やから、家電や寝具、そのまわりの状況そのものを提供せなあかん。
実際そこで味わってもらうんや。
ネットにはできへん、体験っちゅう点にしぼって、商品開発をしていくんや。
そう考えたら、なんもリアル店舗の未来は暗くないやろ?
顧客は本物のベネフィットを感じれば、お金を使ってくれる。
ええ体験を提供したら、買ってくれるんや。
ディズニーランド行って、楽しい気持ちになって、グッズ買うやろ?
安いからって、わざわざ帰ってからネット通販で買わへんはずや。
顧客をしっかり喜ばせれば、売り上げはついてくるんやで。
2.従来より2~5割の増収を見込む
個別に展示している従来の売り場に比べて2~5割の増収効果を見込む。新しい売り場の効果がどれだけ出るかやな。
日経MJ 2016/3/14 P.5
ここでうまくいけば、他の店舗にも広がっていく。
成功させなあかん。
リアル店舗の活路は、ここにしかないんやから。
ネット通販には提供できへんベネフィット。
それに絞って、考えていかなあかん。
これは家電量販店にかぎったことやないで?
どんな商売でもネットと戦うことになるんが、これからの未来や。
ベネフィットのしっかりした把握が重要やで。
3.家電を並べるだけでは売れにくくなっとる
家電を並べるだけでは売れにくくなっておりリアル店舗は「体験」が求められる時代や。
日経MJ 2016/3/14 P.5
モノよりコトが求められとるんやな。
商品が並んでるだけ。
これは、ネット通販と全く同じや。
かつ、安さも便利さもネット通販に負けとる。
勝負する戦場が間違っとるんや。
ネット通販を競合にすえたら、苦労するで。
それより、体験を創出するって考えるべきやな。
体験をつくるんやったら、何が競合になるんか。
この場合やったら、リフレクソロジーの店舗とか、ゆっくり過ごせるカフェとかやで。
そっからベネフィットをとってくるんや。
アマゾンと競争しとったら、負けは確実やで。
4.生活空間全体を提案する
生活空間全体を提案して消費を喚起するライフスタイルの提案やな。
日経MJ 2016/3/14 P.5
これはカルチュア・コンビニエンス・クラブと同じや。
家電量販店は家電屋さんではあかん時代になった。
「癒やし」体験の企画屋さんにならんといかんねん。
こう考えたら、人材育成も、雇用も、変わってくるで。
自分は何屋なんか。
これをしっかり決めてないと、生き残られへん時代になっとるっちゅうことや。
戦略。
これがものを言うんやで。
リアル店舗は体験を売らなあかん!
新店の「コジマ×ビックカメラ八王子高倉店」(東京都八王子市)では、約2200平方㍍の売り場の1割以上を癒やしをテーマにしたコーナーにする。体験を売るっちゅうんはどういうことやろ?
日経MJ 2016/3/14 P.5
それは、テーマパーク化するっちゅうことや。
多かれ少なかれ、この傾向はしばらく続くで。
家電量販店やったら、家電のテーマパークや。
癒やし体験テーマパークやな。
そう考えると、いろんなことが決まってくる。
内装はどうすればええんか。
照明はどんながええんか。
接客はどんなんがええんか。
具体的なことがどんどん決まってくるんや。
体験を提供する以上、そこでしか味わえへんもんを提供せなあかん。
いままで通りではあかんわけやな。
ディズニーランドにも学ぶことは多いっちゅうことや。
きみも体験っちゅうベネフィットを売っとるか?
今の時代、ふつうのもんはネットで買える。安さを求めれば、ネットのほうが勝つに決まってる。
ほんなら提供すべきベネフィットは、なんなんか。
それは、体験や。
きみの商品は、どんな体験を得られる?
どんなベネフィットを提供しとるんや?
それが明確にあらわせない限り、顧客は必ずネット通販でモノを買うで。
コトを売らなあかんのや。
今は過渡期。
モノからコトへ、どんどんシフトしていってる。
乗り遅れたら、即死やで。
きみの売ってる体験はなんや?
もう一度考えてみるんや。
そんなベネフィットについて、詳しく書いてある本がある。
ここにおいとくで。
この本に沿って考えるだけで、しっかりベネフィットがわかるようになる。
未来を見据えた戦略がつくれるわ。
通勤電車でも読めるくらい、わかりやすい本や。
オススメやで。
正論をいう無職でした!
ほななー。