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日本発の魔法びん!「サーモス」の5つのすごい独自資源

サーモス」の魔法びん持っとる?

sawayaka
こにゃにゃちわ~
無職やで!
晴れてる日に木陰でピクニック。
最高やろ?
ほんで、そこで飲む麦茶が、これまたうまいんや。
外におると冷たい飲みもんが飲みたくなる。
今やったらコンビニいったら売ってる。
やけど、水筒もってって飲むと、またちがう楽しみがあるんやな。
「冷たいもんは冷たいまま、あったかいもんはあったかいまま」。
それを実現してくれるんが、真空の水筒なわけや。
この真空魔法びん、どうやってつくられとるか知っとる?




「真空断熱」の技術は日本発

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サーモスが開発した日本発の技術が世界に広がり、消費習慣を変え、多くの人々に役立っている

日経MJ  2016/4/18 P.2 
じつはこの技術、日本発のもんなんや。
魔法びん自体の歴史は長い。
100年前からあるくらいやからな。
そんな商品をあたらしい見方でとらえなおして、イノベーションをおこしたんが「サーモス」や。
いまやサーモスのマグは世界中で使われとる。
魔法びんの使い方じたいも、さら先に進めたんやな。
どんなふうにして、このイノベーションが達成されたんやろか?




サーモス」の5つのすごい独自資源

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1.揺るぎない技術力

真空断熱ケータイマグの成功の根底には揺るぎない技術力がある。40年ほど前に、割れやすいガラス製を超える商品として、高真空断熱ステンレス製魔法びんを世界で初めて開発した。

サーモスの前身は、酸素、窒素などを製造する日本酸素(現大陽日酸)。

日経MJ  2016/4/18 P.2 
めちゃおかたい企業やったんやな。
これ、そのままやったら水筒つくろうなんて思わへんやろな。
技術力は、いつでもどこかに眠っとる。
それを使おうという意思が重要なんや。
できへんっちゅうのは簡単や。
やってやるっちゅうんが大事なんやな。



2.初めてのことに挑戦するチャレンジ精神

初めてのことだけに当初は加工業者もすぐには見つからず、新潟県燕市の業者に依頼し、ようやく量産化にこぎつけたという。

日経MJ  2016/4/18 P.2 
ゼロからイチをつくりだすんは大変や。
なんたって前例がないんやからな。
そら協力してくれるところも少ない。
やからこそ、情熱が必要なんや。
ないもんを作り出す。
それだけでワクワクしてけえへんか?
このチャレンジ精神が、いつの日も明日を勝ちとるんやで。



3.逆転の発想力

サーモスは特殊な溶接で液化ガスを保管する真空タンクを作っていた技術を応用し、後で空気を抜くのではなく、逆転の発想で最初から真空空間の中で作る独自製法に強みを持つ。

日経MJ  2016/4/18 P.2 
できへんわ!って投げてしまうんは簡単にできる。
できへんことをやるからこそ、一番になれるんやな。
それにはバイアスを取りのぞくことが重要や。
ふつうにやっとたらできへん。
そらそうや。
できたら誰でもやっとるからな。
ほんなんやったら、ふつうやない方法でやればええんや。
答えは逆転の発想にあることが多い。
できないことをできるようにする。
これは柔軟な考え方が大事やねんで。
技術だけやないんや。



4.常識を疑う力

コップを外して、中栓を緩めて中の湯を注ぎ、中栓を閉めてコップで飲み、またコップをかぶせる。この一連の作業の中で本当にコップがいるのかという素朴な疑問から新たな製品の開発が始まった。

日経MJ  2016/4/18 P.2 
「ほんまに必要なんか?」
この考えかたが大事なんや。
当たり前やったもんを疑ってみる。
ほんまにそれがいるんか、けずっていってみる。
そのプロセスで、おもろいアイデアがぽんぽんでてくるんや。
そこには失敗してもええ空気が必要や。
しょうもないアイデアを歓迎する気持ちが大切なんや。
これは自由な風土がないとできへんことやで。



5.「使い方」提案でパラダイムシフト

魔法びん構造の水筒を一家に1本から1人に1つへ・・・・・・

ターゲット顧客をファミリーから個人に変え、売上を伸ばし、市場を大きく拡大させた。

日経MJ  2016/4/18 P.2
「使い方」のアイデアで、これだけ市場を広げられるんや。
そらいままで一家に1本やったんが、みんなが持つようになれば、市場は何倍にでもなる。
このこの提案力が、市場じたいを広げるんや。
「使い方」提案によって、いままでの市場を大きく変えることができるんやで。
これは、昔から使われとる商品によう眠っとるんや。
疑うことが大事やで。




訪日外国人にも人気やで

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昨年、マイボトルは円安で大幅に増加した訪日外国人客の人気も集め、業績は好調を続けている。
 
日経MJ  2016/4/18 P.2 
歴史の長い商品には、それだけ潜在需要がある。
魔法びんなんか、世界中で使われとるんやからな。
そういう古い商品を、イノベーションによってあたらしくしたら、世界を相手にできるっちゅうことや。
これ、何年も変わってへんわ、っちゅうとこに商機があるんやで。
ワイは車の外装っちゅうんを思いうかべる。
エコや自然やいうてるのに、見た目はみんな何十年も変わってへん。
白色やったらまんま塗装した白色や。
ほんまに自然にとけこむっちゅうのに、なんで木目がないんや?
木目やからこそ、アンティーク家具は時間とともにええ味だしてくるんや。
長年使うことによってええ味だす外装、あってもええんちゃう?




独自資源をみなおすんや!

きみの会社のすごい技術はなんや。
一回整理してみるんや。
失敗できる風土か?
チャレンジ精神できる空気か?
常識をうたがっとるか?
逆転の発想しとるか?
毎日「使い方」のアイデアだしとるか?
これは全部、独自資源や。
生産の技術だけやないんやで。
おもろいもん作りだすのんは、「アイデア」や。
「アイデア」がでてくるような土壌やないと、育つもんも育たへんで。
一回みなおしてみるんやな。
そんな「アイデア」がでてくる会社の風土。
参考になる本があるから、おいとくで。



みんな使ってる「マウス」を開発した会社、IDEOや。
おもろいもん作りだす組織の秘訣がかいてあるで。

正論をいう無職でした!
ほななー