「ワンダーコア」が絶好調!ショップジャパンの5つのマーケティング戦略
ショップジャパンが好調や
こにゃにゃちわ~
無職やで!
最近お腹のにくがたぷたぷしてきたから、腹筋にいそしんどるわ。
きみも、なんか筋トレしとるか?
今回紹介するんは、通販会社の「ショップジャパン」や。
「ビリーザブートキャンプ」、やったことある人おるんちゃうか?
当時めちゃはやったな。
「一発屋」。ブートキャンプの失敗
ブートキャンプは売れた。
07年には180億円の売上や。
やけど一気にしぼんでしもた。
「一発屋」やったんやな。
08年には5500万円まで減って、コールセンターも閑古鳥やで。
「もっと気楽に続けられるものがほしかった」という声があった。「商品を買ってもらうことばかり考えていた。こらあかんっちゅうことで、ぐいっと舵を切ったんや。
日経MJ 2016/5/13 P.1
カギは「ベネフィット」やった!ショップジャパンの5つのマーケティング戦略
「ロングセラー」を生まなあかん。
それには、どう使って、どう効果があるんかまで考えなあかん。
「ベネフィット」戦略や。
ショップジャパンは、「ビフォー・アフター・アフター」戦略やいうてるで。
1.顧客の声を集める専任チーム「VOCセクション」
専業と兼業。この違いは大きいで。顧客の声を分析する、専業のチームをつくったんや。
ECサイトのレビューは全部チェックする。
感想を聞く会合も開く。
購入後の感想も聞いて、どんな「使い方」かエピソードを語ってもらう。
ええエピソードを話してくれる人は、番組にも出演してもらうんや。
なかなか攻めとるやろ?
2.どう使ってるんや?「使い方」の分析
「トイレがきれいになり、ホームパーティーを開いた」「義母を家に呼びやすくなった」など、「その後」を想定して商品を売り込む。それがどう使われてるか分析するんや。
日経MJ 2016/5/13 P.1
「孫へのプレゼント」かもしれんし、「誰かに自慢するために買う」んかもしれん。
実際の使い方は、エクササイズ器具やったとしても聞いてみなわからんねや。
やからそれを徹底したんやな。
「ベネフィット」は使い方エピソードにあらわれる。
だれが笑顔になったんかやな。
ちょっと脱線するけど、ルンバの使い方がおもろいで。
掃除はもちろんやねんけど、猫の移動手段としての使い方があるんや。
こんなん商品開発者は絶対に想定できへんで!
3.使ったらどうなるんや?
「ビフォー・アフターの『後のアフター』こそ、本来お客さんが望むもの」(ヒル社長)使って気持ちよかった。
日経MJ 2016/5/13 P.1
それだけやとあかん。
それが枕やったら、「仕事の効率があがった」っちゅうとこまで効果を考える。
顧客がほしいんは、枕やないんや。
「それで得られるベネフィット」なんやで。
やから、仕事の効率があがります!って枕を売るんが、ほんまのとこなんやわ。
4.実際使ってみなわからん!リアル店舗で接点をとるんや
顧客に直接つながるチャネルが必要や。Amazonや楽天は、通販と認識されてない。
小売りやと思われてる。
やったら、小売店にも進出せなあかん。
そこで家電量販店っちゅうリアル店舗が重要になってくるんやな。
5.ライフスタイルを提案する
モノは売って終わりやない。ライフスタイルを売るんや。
それは「ベネフィット」を売るっちゅうことや。
笑顔を売るっちゅうことや。
商品開発なんかしとると、知らん間に忘れてしまうことなんや。
何度も原点に戻らなあかんっちゅうことやな。
売上が600億円に達する
ブートキャンプの失敗を克服して、新しいステージに進んだ。
それには、「ベネフィット」の提供が効いたんやな。
こういう愚直な努力が、実を結ぶんやで。
効果がすぐにあらわれることやない。
じっくり腰すえてやるからこそ、顧客に響くんや。
それを「ショップジャパン」は教えてくれるな。
どうやって「使って」るか、考えてみいひんか
きみが何かモノを売ってるとしたら、その先を想像してみいひんか。きみの売ったその商品は、どうやって使われて、その人がどう幸せになっとるんやろ。
これはきれいごとちゃうで。
「付加価値」、これが商品の価値なんや。
その付加価値は絶対に笑顔につながってるはずや。
その笑顔まで見えてるか?
商品を使ったあとの、効果まで考えてるか?
そう考えると、商売っちゅうんは全部ライフスタイルを提案しとるんやな。
正論をいう無職でした!
ほななー。