正論をいう無職

有職になった

1分でわかる『白いネコは何をくれた?』




【1分でわかる】

「戦場」 どこだれと戦っているのか?


「独自資源」 自分は誰か?自分らしさとは何?



「強み・差別化」 自分にしかできないことは何か?

「顧客」 自分は誰と共にいたいのか?

「メッセージ」 自分は誰だと世の中に宣言するのか?

「使命」 内なるを解き放とう!

「一貫性」 が一番の



【10分でわかる】

・「今日がつまらない」なら「明日もつまらない」 
それは「明日を生きる戦略がないからです。

・戦略とは
「戦略」は、飛行機で行くのか船で行くのか電車で行くのか、を、お金や時間と相談しながら「ざっくり考える」ことです。「戦術」は、具体的にどの航空会社のどこ行きの何時出発の飛行機に乗りどう乗り継ぐか、という「具体的に何をするか」です。これがいわゆる「戦略」と「戦術」の違いです。

戦略理論とは、当たり前のことです。ものの本質は当たり前のことなのです。

B(戦場・競合型) 「儲かる戦場で戦えば儲かる」
A(独自資源型) 「自社独自の資源を蓄積すれば儲かる」
S(強み・差別化型) 「強い商品が提供できれば儲かる」
C(顧客型) 「顧客ニーズに応えれば儲かる」
S(メッセージ型) 「上手に顧客に伝えれば儲かる」

・「戦場」 どこでだれと戦っているのか?
「どこで」と「誰と」とセットで考える。どこで戦いたいか、という「意思」があります。次に考えるのは、どこで戦「え」るか、という「能力」の問題があります。

・「独自資源」 自分は誰か?自分らしさとは何?
自分の仕事経験の棚卸しをする価値は非常に高いので、強く、強く、強くおすすめします。「キャリア自分史」を作るのです。何をやったのか?今考えると、あるいはそのときに、どんなことを考えていたか?それは今の自分にどのような影響・変化を与えたのか?
ライバルに、「そこまでやるか・・・・・・」と言わせるほどの熱意は強力な独自資源です。

・「強み・差別化」 自分にしかできないことは何か?
「強み・差別化」を考えるにあたっては、「競合が誰か」とう「戦場」を知らなければ意味がありません。

・「顧客」 自分は誰と共にいたいのか?
「求める価値」で分類する。「自分の強みを重視してくれる顧客」を選ぶことが重要です。

・「メッセージ」 自分は誰だと世の中に宣言するのか?
ある会社がどんなに素晴らしい戦略(私たちの目には見えません)をとっていても、店員さんや営業パーソンに失礼な対応をされたら、二度と買いたいとは思わないはずです。

・「使命」 内なる光を解き放とう!
一番重要なことは何かと問われたら、私は、迷うことなく、5要素の「一貫性」だと答えます。
戦略・戦術に、正解や間違いは基本的にはないと思います。やってみなければわかりませんから。しかし、「一貫性を欠いた戦略・戦術」は「間違い」です。
「自分は誰でないか?」を考えます。他人にあてはまる要素を削り出し、尖らせていくプロセスです。
それは同時に、この「戦場」で生きると決め、他の戦場を捨てて退路を断つことでもあります。その意思決定は後で変わっても構いませんが、「今」は、「今できること」に集中するのです。
自分のすることに自信を持ち、短期的に結果が出なくても他人のせいにせず、結果を受け止めて反省しつつも前を向き、自分ができることを精一杯心を込めてやる、そのような人が「輝いている人」です。
「私」が変わることはまったく構いません。去年と同じ自分では、進歩がありませんから。「今」に集中することが重要なのです。



【印象に残った言葉】

『おぬしらしさは、おぬしの過去の中にある。・・・・・・人間は、面白いように同じ行動を繰り返すものじゃ。・・・・・・おぬしの過去の行動は、一見バラバラでもその底にある動機は一緒、ということじゃ』

『個人の経験は、多くの場合個人に独自の資源じゃ』

『今日を変えないと、明日は変わらないよ』

『強みなどは存在しない。おぬしについての”事実”があるだけじゃ』

『新しいことをやる場合には、持っていないことは、負の遺産がないという、強みになるんです!』



【書評】

白いネコによって、戦略とは何か、それを自分にあてはめるとどうなるのか、かわかりやすく書かれた本。
物語形式で書かれており、おもしろく読める。
自分の棚卸しをして、自分は誰なのか、自分の使命は何なのかを考えることは、戦略に限らず、人生を送る上でも必要なことだ。
それは作品にも言える。
自分の作品は、どんな使命をもったものなのか、それが重要だ。